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謹賀新年 [その他]

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新年あけましておめでとうございます

旧年中はたくさんのご訪問とnice!やコメントをいただき誠にありがとうございました。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
2024年が皆様にとって素晴らしい1年となりますよう心からお祈り申し上げます。


大晦日の雨とは打って変わって2024年の元旦はすっきりとした晴天に恵まれました。おかげで綺麗な初日の出が見られて幸先の良いスタートとなりました。新型コロナウイルスが5類感染症に移行して初めてのお正月。海岸には例年にも増して多くの人が初日の出を見に来ていました。

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西の空はまだ暗い夜明け前

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東の空は段々と明るくなってきた

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サーファーさんたちは波待ちか?それとも日の出待ちか?

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いよいよ初日の出の始まり始まり

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陽が昇るとほのかな温もりが感じられる

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富士山が赤く染まって来た

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日の出ショーおしまい

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美人のYちゃんは晴れ着が良く似合う

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うちの娘は拾った枝をガリガリ。晴れ着が台無し。

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すっかり陽が昇ったらいつもの静かな海岸が戻って来た

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盛田昭夫塾 [その他]

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 「盛田昭夫塾」はソニー(現ソニーグループ株式会社)の創業者の一人である故・盛田昭夫氏の足跡を展示した資料館です。盛田家の家業である酒造会社「盛田」の創業地、愛知県常滑市の醸造所の一角に建てられています。

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 盛田昭夫氏は1921年に、清酒「ねのひ」で有名な造り酒屋「盛田」(1665年創業)の15代目当主として生まれました。大阪帝国大学理学部で物理を学んだ盛田氏は太平洋戦争中に海軍技術中尉となりました。海軍では赤外線誘導技術を開発する科学技術研究会に所属しており、その時に民間から参加していた13歳年上の井深大(いぶか まさる)氏と出会います。技術者同士意気投合した2人は終戦後にソニーの前身である東京通信工業株式会社を設立し、一代で「世界のソニー」を築き上げました。

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楽しそうに腕相撲をする盛田さん(左)と井深さん

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家業の造り酒屋は知多半島の伊勢湾に面した場所に今もある。道路の左側は海。

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 展示物には、世界中を飛び回る際に持っていたアタッシュケースや、手帳、スケジュール帳、妻や子へ送った手紙、スピーチ原稿など、プライベートな物を含む貴重な資料がたくさんありました。盛田氏は相当なメモ魔だったようで、何十冊も残された手帳には家族の服のサイズから経営に関すること、会議での社員の発言、そして決意のようなものまで様々なことが所狭しと書きなぐられていました。それらを一つ一つ読み解いて行くと、偉大な経営者も苦悩や模索を繰り返しながら会社を経営していたことが手に取るようにわかりました。盛田昭夫塾の館長は「訪れた方々の中から日本の未来に繋がる新たな逸材が誕生することを願っています」とコメントしています。

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愛用のアタッシュケース。思い付いたことを記録するためにマイクロカセットを持ち歩いていた。

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スケジュール帳には人と会う予定がぎっしりと書かれている

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1960年代にアメリカへ進出するために家族で移住した際に書かれたと思われる「アメリカ(人)の考え方」
「・自分のポジションが一番大事 ・俺でなければ出来ない 他人にはまかせられない ・Bossは絶対である」などと書かれている

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三省堂書店創業者の孫である良子夫人と結婚した際に井深さんから贈られたH型テープレコーダー。日本初のテープレコーダーG型(1950年)の翌年に家庭用として発売されたモデル。Gは官公庁用のガバメント、Hは家庭用のホームを意味する。

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当時のイヤホン、マイク、テープも残されていた

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夫人に贈った著書 「君なくしては 僕の今は在り得ない」と書かれている

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ハロウィン [その他]

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 近年、異様な盛り上がりを見せているハロウィン。今年はついに渋谷区長から「来ないで」と言われるまでになってしまいました。ハロウィン(Halloween)はケルト文化が起源であるとされています。太陽の季節(Light-half)と冬の季節(Dark-half)の境目が10月31日で、11月1日から始まる新年を祝う祭りが本来の姿だったようです。季節の変わり目にはこの世と霊界の間の門が開くと考えられていたため、悪霊にとりつかれないように人々が悪霊の仮装をして身を隠すというところから仮装の風習が始まったのだそうです。
 日本におけるハロウィンの流行は、コスプレやSNS映えの流行とシンクロしているように思います。ハロウィンと聞くと、1992年にルイジアナ州に留学していた日本人高校生が仮装して民家を訪ねたところ、住民に44マグナムで胸を射抜かれて死亡した痛ましい事件を思い出さずにはいられません。お祭りの中の人と外の人の温度差や認識のずれが生んだ悲劇だったのではないでしょうか。お祭り騒ぎも楽しいですが、他人の迷惑にはならないように、あまり羽目を外さないで楽しみたいものですね。

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CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN [その他]

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 タワーレコード渋谷店で9月28日まで開催されている「CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN@TOWER RECORDS SHIBUYA」へ行って来ました。この企画は山下達郎さんのRCA/AIRレーベル時代(1976年~1982年)に発表された8枚のアルバムをリマスターし、アナログLPとカセットテープとして発売されるのを記念して、5月から断続的に行われてきた「CITY POP UP STORE」の最終章になります。世界中でこの時期の日本の音楽が「CITY POP」として注目されていることや、アナログレコードの音質が見直されていること、そして現代の若者にとってLPレコードやカセットテープという媒体が目新しく映るという時代背景もあり、これらはTOP 10チャートに入るほどの売れ行きだそうです。しかし、今になってわざわざアナログLPレコードという昭和時代の媒体を使用して過去の作品を発売する本当の理由は、達郎さんご自身が自分のレコードが何十万円という高値で取引されているのを目の当たりにし、音楽制作に携わらない販売業者のみが法外な利益を得ていることに疑問を持ったからなのだそうです。
 最上階の8階に設けられた会場では5月から段階的に発売されてきた8枚の全作品や、それらの10倍ほどに引き延ばされた大きなジャケット写真が壁一面に展示されていたほか、Tシャツやキーチェーンなどのオリジナルグッズの販売コーナーや、「超高音質オーディオシステムによる試聴コーナー」が設置されていました。
 「超高音質オーディオシステムによる試聴コーナー」ではベルリンのプロ用スピーカーメーカADAM AUDIOのシステムが使われていましたが、メインスピーカーのS3V(72万円)はスタジオモニターということもあり、20人ほどが入れるこの試聴コーナーには力不足でした。それを補うためにサブウーファー(41万円)が設置されていましたが、そこから再生される低音には全くキレがなくモヤモヤした音になっていました。総じて音の定位や解像度に特筆すべきものはなく、「超高音質」と呼ぶには程遠い残念な音になっていました。帰宅してから自分のリスニングルームの廉価な機材で同じアルバム「FOR YOU」を聴きましたが、「超高音質試聴コーナー」よりも遥かに良い音で鳴っていました。音質は機材の値段だけでは決まらないところがオーディオの面白さでもあります。

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8階に上がるまでの壁にはディスコグラフィーがデザインされていた

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1辺が3メートルはあろうかと思われる巨大なペーター佐藤さんデザインのジャケット写真

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山下達郎さんの手形。お相撲さんのように手が大きく指が太いのが驚き。

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「超高音質オーディオシステムによる試聴コーナー」は期待外れ

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嘉手納飛行場 [その他]

 嘉手納飛行場は約100機の軍用機が常駐する極東最大のアメリカ空軍基地で、3,700mの滑走路を2本備えています。東京都品川区の大きさにほぼ匹敵し、羽田空港の約2倍、東京ドーム約420個分の広大な面積を、嘉手納町、沖縄市、北谷町、那覇市の4つの市町にまたがって占有しています。特に嘉手納町内に占める基地の面積は82%にも及ぶそうです。この基地の面積の90%以上が私有地であり、日本国政府は11,450人に上る地主さんたちに年間239億円あまりの賃借料を支払ってこの土地を米軍に使用させているということです。午前6時から午後10時までの訓練が許可されており、この日も数分おきに様々な軍用機が離着陸を繰り返していました。

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Boeing RC-135U Combat Sent
大統領、国防長官、国防総省指導者、戦区司令官などに戦略的電子偵察情報を提供するための偵察機。レーダー信号や通信電波を収集して分析・識別する。すべての RC-135U 航空機には空中給油システムが装備されており、無制限の飛行距離を実現している。

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Lockheed Martin MC-130J Commando II
ヘリコプターへの空中給油や特殊作戦部隊の潜入、回収、補給などに使用される。

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Lockheed Martin F-35 Lightning II 
単発単座のステルス多用途戦闘機。ロッキード・マーティンを中心とする複数の企業によって開発された。西側諸国に多数配備されており、日本の航空自衛隊にも33機配備されている。

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Boeing E-3G Sentry
ボーイング社が707-300をベースに製造した早期警戒管制機。胴体上に二本の支柱に支持された円盤状のレーダードーム(直径9.1m、厚さ1.8m、支柱高さ3.4m)を搭載している。空気抵抗軽減のため、離陸時にはレーダードームは前下方に6度傾けられる。

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McDonnell Douglas F-15E-47-MC Strike Eagle
チタンを多用して軽量化した機体に大推力のターボファンエンジンを2基搭載することにより高い格闘能力を誇る大型制空戦闘機。初飛行から50年経った古い機種ではあるが、現在でも世界トップクラスの戦闘機であり、空中戦における被撃墜記録は無いという。着陸時には上の写真のようにキャノピー後方の大型エアブレーキを拡げて滑走距離を短縮する。

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古宇利島 [その他]

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 古宇利島は沖縄北部の今帰仁村の沖に浮かぶ周囲7.9km、人口約350人の小さな島です。レンタカー屋さんのお姉さんに、海が綺麗な場所として薦められたので行ってみることにしました。島へは長さ1960mの古宇利大橋を通って陸路で渡ることができます。この日はあいにくの曇り空でエメラルドグリーンの海は見られませんでしたが、海水の透明度は高く、晴れた日ならばさぞ綺麗な景色が見られただろうと思われます。この島には古くからアダムとイヴのような恋愛伝説が伝承されているそうで、島の名前「こうりじま」は「恋島」から来ているようです。恋の島らしく、唯一の観光スポットと呼べる場所が島の最北部にある「ハートロック」です。この岩を目当てに全国からカップルが訪れるそうです。

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古宇利大橋を渡った先が古宇利島

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長さ1960mの古宇利大橋。自転車や徒歩でも渡れる。

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ハートに見えなくもないハートロック

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GORDIE'S [その他]

 嘉手納基地にほど近い北谷町字砂辺にハンバーガーショップGORDIE'S(ゴーディーズ)があります。ゴーディーズという店名は映画「スタンド・バイ・ミー」の主人公ゴーディー・ラチャンスから来ているそうです。この店のオーナーがこの映画が大好きなのだそうです(私のMy favorite ten moviesの一つでもあります)。お店の雰囲気はオールド・アメリカンと言った感じになっています。ハンバーガーのパティには粗挽きの牛肉が使われており、肉々しくて好みのタイプです。これにマスタードとトマトケチャップをたっぷりかけてバーガー袋に入れ、口に入る大きさまで圧縮して頬張ります。炭火で焼かれた肉の香りが口の中に広がり、とてもアメリカンな気分になれます。ドリンクはもちろんコカ・コーラを注文しました。近所には米軍関係の人も多く住んでいるため、週末には米国人家族で賑わうそうです。本場のアメリカ人に支持されるのも理解できる気がします。

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店内に飾られた「風と共に去りぬ」のポスター

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こちらには「JAWS」も

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中村家住宅 [その他]

 沖縄県北中城村に国指定重要文化財の「中村家住宅」があります。中村家住宅は約280年前の18世紀中ごろに建てられた古民家ですが、沖縄戦の戦禍を免れて昔の姿のままで残りました。そのため伝統的な沖縄の住居様式を今に伝える貴重な建築物となっています。中村家は本土で言う「庄屋」の家柄で、この住宅は沖縄の農家の住居様式を全て備え持っていると言われています。1956年(昭和31年)にアメリカ占領下の琉球政府から重要文化財の指定を受け、1972年(昭和47年)の沖縄返還時には国の重要文化財に指定されています。

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ヒンプンと呼ばれる石垣。門の正面には目隠しが設けられている。

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 まず特徴的なのがヒンプン(屏風)と呼ばれる琉球石灰岩を積んだ顔隠し塀です。中国の風水の考え方を取り入れており、敷地内に悪鬼が入らないように門の正面に目隠しの石垣が組まれています。これにより外からは中が見えない構造になっています。かつては目隠しの右側からは男性が、左側からは女性が出入りしていたそうです。ヒンプンを通り抜けると中庭があり、正面には母屋(ウフヤ)、右手には離れ座敷(アシャギ)、左手には家畜小屋(メーヌヤー)が配置されています。
 母屋(ウフヤ)は一番座(客間)、二番座(仏間)、三番座(居間)、板の間、台所(トゥングワ)に分かれており、各部屋は六畳以下のコンパクトなサイズになっています。当時の農民にはその大きさしか許されていなかったのだそうです。屋根は琉球赤瓦葺きになっており、瓦は白漆喰で塗り固められています。これは台風で瓦が飛んで行かないようにするためです。現在の瓦葺きになったのは明治以降で、それ以前は竹瓦が使用されていたそうです。屋根には魔除けのシーサーが鎮座しています。台所(トゥングワ)には火の神(ヒヌカン)が祀られていました。毎月1日と15日はこれを拝む風習があるのだそうです。
 離れ座敷(アシャギ)は首里王府の役人が地方巡視に訪れた際に宿泊所として使用された部屋だそうです。家畜小屋(メーヌヤー)には山羊、馬、牛が飼われていたそうです。

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中庭から見た母屋(ウフヤ)

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台所(トゥングワ)に祀られていた火の神(ヒヌカン)

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格子戸がなぜか懐かしく感じる。外には井戸が見える。

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王府の役人が宿泊したという離れ座敷(アシャギ)

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港川ステイツサイドタウン [その他]

 沖縄県浦添市港川二丁目に「港川ステイツサイドタウン」または「港川外人住宅街」と呼ばれる地域があります。ここは第二次世界大戦後に駐留した米軍人やその家族が暮らした街で、その当時の平屋建ての住宅がそのまま残っています。10本の横丁から成り、それぞれの通りには「Georgia St.」「Texas St.」のようにアメリカの州名が付けられています。ほとんどの建物はきれいにリノベーションされ、カフェや雑貨屋などに利用されていることから、近年オシャレスポットとして注目されています。

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TEXAS St.

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INDIANA St.

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FLORIDA St.

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NEVADA St.

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VIRGINIA St.

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KANSAS St.

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MICHIGAN St.

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ARIZONA St.

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ニライカナイ橋 [その他]

 沖縄本島の南東部に位置する知念半島を縦断する沖縄県道86号線にニライカナイ橋という橋が架かっています。この橋は天空の橋とも称され、丘陵部から海に向かって大きなヘアピンカーブを描きながら下りて行くフォトジェニックな橋です。ヘアピンの折り返し点を境に2つの橋から成っており、折り返しよりも高い部分がニライ橋、低い部分がカナイ橋となっています。ニライ橋の入り口はトンネルになっており、そこには「ニライカナイへの道」という標識が建っています。トンネルの上に展望台があり、太平洋をバックに見下ろすニライカナイ橋は一見の価値ありです。
 ちなみにニライカナイは東の彼方の海底にあるとされる理想郷で、沖縄地方に伝承される信仰要素の一つだそうです。東の海に向かって下りて行くこの橋は、まさにニライカナイへの道なのです。

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橋の向こうの岬が知念岬

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ニライ橋の入り口には「ニライカナイへの道」の標識が。左の歩道を登ると展望台になっている。

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パノラマモードを使用して撮影。晴天の日ならばさぞ海の色が綺麗だろう。

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MAZDA2 [その他]

 沖縄滞在中に借りていたレンタカーはマツダのMAZDA2でした。MAZDA2は国内ではかつて「デミオ」という車名で販売されていましたが、2019年9月からグローバルネームのMAZDA2に統一されました。フォルクスワーゲン・ポロ、トヨタ・ヤリス、ホンダ・フィットなどと同じ欧州のBセグメントに分類されるコンパクトカーです。エンジンは直列4気筒の1500㏄で、最高出力は81 kW(110 PS)、最大トルクは142 N・mとなっています。
 運転してみると、1世代前のデミオに比べて色々な点で大きく進化していることを感じました。以前に先代デミオを運転した時には、シートとステアリングホイールを好みのポジションに合わせられなかった記憶があります。しかも妥協できる位置に合わせても、ステアリングホイールがメーターパネルを隠してしまって速度計が読めなくなりました。しかしMAZDA2ではテレスコピックステアリングを採用していることもあり、ドライビングポジションの調整がし易くなっていて、当然ながらメーターが読めなくなることもありませんでした。また、先代のデミオでは高速コーナーでどこかへ飛んで行ってしまいそうな不安を感じましたが、このMAZDA2ではそんな不安を一切感じることなく走れました。ボディーもステアリングコラムもしっかりとした剛性感を感じることができ、路面の継ぎ目などの細かいギャップは何事もなかったかのようにスムーズに乗り越えてくれました。しかし少し大きなうねりがある路面では前後に大きく揺さぶられ、頭がヘッドレストに繰り返し叩き付けられます。ホイールベースが短い上にフロントヘビーなことが不利に働いているのかも知れませんが、サスペンションのセッティングで何とかして欲しい点です。トランスミッションは6速ATなので、可もなく不可もなく快適に走れます。高速道路では100 km/h程度の速度で巡行する分には追い越し加速を含めて特に不満はありませんでした。スポーツモードに設定すればスロットルペダルに対するエンジンの応答が良くなり、必要充分な加速が得られます。燃費もそこそこに良く、旅先の足としてはとても良いクルマでした。

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先代のデミオはステアリングに隠れてメーターが読めなくなったが、MAZDA2では改善されている

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慣れれば使いやすいエアコンの3連ダイヤル

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エンジンルームはスパゲッティ状態。お世辞にも美しいとは言えない。

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上から吊り下げる形のエンジンマウント方法が採られているようだ

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窓、窓、窓 [その他]

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 前回の記事でウチのワンコと友達のM君が再会したドッグランは、とても素敵なカフェ&レンタルスペースの中にありました。工務店を経営されているオーナーがコミュニティの場として2020年3月に開業されたこの施設は、レンタルスペースでパーティーをしたり、家族や仲間とバーベキューをしたり、イベントを開催したり、カフェでまったりしたり、ハンモックで昼寝をしたり、プライベートドッグランでワンコたちと過ごしたり、と使い方は自由自在。コンセプトは「あなたの二つ目の庭」だそうです。刺激し合うコミュニティの創造を目指していて、アーティストの発表の場や、スタートアップビジネスのトライアルの場としても活用して欲しいとのことです。面白い試みだなと思ったのはコンテナを利用した小さな図書館「旅するBOOK」です。ここでは1冊本を持ってきたら気に入った本を1冊持って帰っても良いのだそうです。
 この施設のシンボルとなっている建物の外壁が冒頭の写真になります。この建物は全てがリユース品を使用して建てられていて、外壁にはフランスやイタリアから集められた120枚にも及ぶ80年から120年前の窓や扉が嵌め込まれています。おそらく徳島県上勝町にあるビール醸造所兼パブ「Kamikatz Public House」(設計:中村拓志※1 竣工:2015年)にインスピレーションを得て作られた建物だと思いますが、これだけの廃材を集めて美しくレイアウトするにはどれだけの情熱とご苦労があったのかは想像するに難くありません。

※1 隈研吾氏に師事し、独立後の代表作に「東急プラザ表参道原宿」、「ZOZO本社」、「岡田准一・宮崎あおい邸」などがある著名な建築家。個人的に一番好きなのは広島県尾道市の「Ribbon Chapel」

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友達に再会 [その他]

 ウチのワンコの友達M君に会いに浜松まで行って来ました。M君とは半年ほど前に浜名湖ガーデンパーク(2004年開催の浜名湖花博の跡地)で偶然に出会い、出会ったその日からお互いに仲良くじゃれ合って遊ぶ関係となりました。近いうちにまた会いましょうとの約束が叶い、半年ぶりの再会となりました。M君はウチの子と同い年の4歳で、とても遊びの誘い方が上手です。この日も積極的に誘ってくれて、受け身がちのウチの子と上手に遊んでくれました。

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タグ:24G 35G 動物
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うな修 [その他]

 静岡県浜松市舘山寺町にある鰻屋さん「うな修」に行って来ました。うな修は動物園「はまZOO」前の「動物園入口」交差点から浜名湖畔を約300メートル走ったところにあります。この鰻屋さんへは20年ほど前に偶然立ち寄ったことがあり、あまりの美味しさに感動した覚えがあります。その時の感動が忘れられず、いつか再び訪れたいと思っていました。開店時間の11:00を目指してクルマを走らせました。開店20分前に到着すると幸運にも先客はなく、一番乗りでした。しかし開店まで外で待っていると続々と他の客も集まって来て、駐車場はほぼ満車になりました。11:00丁度に開店となり、1階のテーブル席に座りました。うな重上(¥3,500)を注文して到着を待つ間に1階席は満席となってしまいました。間もなくうな重が運ばれて来て20年ぶりのご対面です。お重の蓋を開けると甘く香ばしい香りが漂って来ました。まずはメインの鰻から食します。ここの鰻は関東風でやや甘めのタレを使っています。ふっくらフワフワで程良い甘み。20年前の感動が再び蘇って来ました。表面を一度焼いてから蒸すので旨味が逃げずにフワフワの食感が出せるのだそうです。以前と変わらぬ美味しさで大満足でした。

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お店の前は浜名湖。内浦という名の湾に面している。

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雪遊び [その他]

 ワンコたちに雪遊びをさせるために長野県諏訪郡富士見町にある入笠(にゅうかさ)湿原に行って来ました。入笠湿原は南アルプス最北部に位置する入笠山(1955メートル)の頂上にほど近い標高1700~1800メートルにある湿原です。冬は雪で覆われて大きなすり鉢状の雪原になります。富士見パノラマリゾートが運営するゴンドラで山頂駅まで登り、そこから約20分のトレッキングで湿原まで行くことができます。ゴンドラは犬も乗車可なので犬連れの人も散見されました。

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ここからゴンドラに乗って更に700メートルほど登る

 山頂駅でゴンドラを下りると目の前に大きなアイスキャンディー(人工氷瀑)が聳え立っており、たくさんのクライマーがアイスクライミングを楽しまれていました。谷を走る国道20号線や中央本線を挟んだ向かい側には八ヶ岳が見えました。一面白銀の世界にワンコたちも大喜び。終始ハイテンションではしゃいでいました。林の中のトレッキングコースをしばらく歩くとすり鉢状の斜面が見えて来ました。ワンコたちは我先に行きたくてリードをグイグイ引っ張って下りて行きます。おかげで飼い主たちは滑落しないように必死でした。すり鉢の底でワンコたちは走り回ったり、跳ね回ったり、斜面を登ったり下りたりして遊びました。ひとしきり遊んだ後は湿原の周りのトレッキングコースを散策してゴンドラで下山しました。普段は平地しか歩かないので、雪中のアップダウンは犬にも人間にも良い運動になりました。

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アイスキャンディーに貼り付くカマキリのようなクライマー

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向かい側に八ヶ岳が見える

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林の中をスノートレッキング

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湿原の斜面を駆け登る

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これは何ですか?

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かまくらだよ

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謹賀新年 [その他]

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新年あけましておめでとうございます。

旧年中はたくさんのご訪問とnice!やコメントをいただき誠にありがとうございました。
更新頻度は年々減少の一途をたどっておりますが、本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
2023年が皆様にとって素晴らしい1年となりますよう心からお祈り申し上げます。


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2023年 初日の出の始まり

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明るさと共に温もりがやって来る

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富士山が赤く染まる

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ワンコたちは恒例の晴れ着で集合

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ワタシは一応女の子なのデス

DSC07224 (1).JPG同級生のR君は凛々しい袴姿

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iPhone SE バッテリー交換 [その他]

 愛用していたiPhone SE(第一世代)が恐怖のハマグリ現象を起こしてしまいました。ハマグリ現象とは内蔵のリチウムイオンバッテリーが膨張してハマグリが殻を開けるようにディスプレイ面がめくれ上がってくることを言います。iPhoneでは良くある現象のようです。このiPhone SEは片手で操作できる大きさで、かつデザインが好みなので、現役を引退した後もDLNAコントローラアプリをインストールしてホームサーバーの音楽ファイルを選択するリモコンとして使用していました。正規の修理を行うには¥7,500もかかるようですが、それでは中古のiPhoneが買えてしまいますので自分で修理することにしました。必要な工具も付属している修理キットは送料込みで¥1,500で購入することができました。

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これが恐怖のハマグリ現象。ある日突然殻が開いてくる。

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至れり尽くせりの修理キットにはバッテリーの他にたくさんの工具が付いて来た

 一応バックアップを取り、電源を落としたら早速分解して行きます。まずはライトニングコネクタの両側にある小さなねじをキットに付属の極小トルクスドライバを使って外します。更に付属の吸盤を使って液晶パネルを持ち上げて隙間を作り、付属のヘラを使って周囲をこじ開けて行きます。ホームボタンはフラットケーブルで基板につながっていますので、あまり大きく口を開けすぎないように注意します。

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極小のトルクスねじを2本外す

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キットに付属の吸盤を使用して液晶パネルのホームボタン側を持ち上げる

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液晶パネルを持ち上げてできた隙間にヘラを挿入して周囲をぐるっと外して行く

周囲をぐるっとこじ開けたらホームボタンのコネクタを外します。コネクタは外れ止めのプレートで留まっているので、ピンセットなどでこじってそのプレートを外します。プレートが外れるとコネクタは簡単に取り外すことができます。

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ホームボタンは基板とつながっているのでケーブルを傷めないように注意する

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ホームボタンのコネクタを留めているプレート。写真下側の爪でロックされていた。

ホームボタンのコネクタを外すと液晶パネルを大きく開けられるので、90度開いて固定します。iPhoneの空箱に輪ゴムで括り付けました。これは液晶パネルとメイン基板を接続しているフラットケーブルを傷めないようにするためです。液晶パネルを固定できたらバッテリーのコネクタを外します。コネクタの外れ止めプレートをキットに付属のプラスドライバで外します。このねじは非常に小さいので紛失しないように特に注意する必要があります。粘着テープかマグネットシートに貼り付けておくと良いでしょう。プレートを外すとバッテリーの端子が外れますので、自由になった端子が誤って基板側に触れないように基板側のコネクタに粘着テープを貼ってカバーしておきました。バッテリーを見ると、焼いた餅のようにぷっくらと膨らんでいました。

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フラットケーブルを傷めないように液晶パネルを90度開いて固定する

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コネクタの抜け止めを取り外してバッテリーの端子を外す

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バッテリー端子を外してコネクタを念のためカバーしておいた。バッテリーはふっくら膨張している。

次に膨張したバッテリーを取り除いて行きます。バッテリーは3Mのスコッチ・コマンド・タブのような引っ張ると伸びて剥がせる粘着剤で貼り付けられています。バッテリーの下端に引っ張るためのタブが2つ折りになって隠れているので、タブの丸い小さな穴をピンセットでつまんで引っ張り出します。粘着剤は縦に2本ありますから、1本ずつ引っ張れるようにタブの真ん中にハサミを入れて分割します。そしてタブを引っ張って粘着剤を一本ずつ引っ張り出します。アルミの筐体をドライヤーで少し熱すると粘着力が落ちて剥がしやすくなります。

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粘着剤のタブを引っ張り出す

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タブの真ん中にハサミを入れて2つに分割する

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タブをつまんで粘着剤を引っ張り出す。撮影のためにタブをバイスプライヤーでつまんでいる。


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古いバッテリー(左)と新しいバッテリー(右)

古いバッテリーが剥がれたら新しい粘着剤をアルミの筐体に貼ります。粘着剤を剥がすためのタブは90度曲げて上に出しておきます。粘着剤がセットできたら新しいバッテリーを貼り付けて行きますが、この時バッテリーを貼り付けてしまう前にまずコネクタから接続します。そしてケーブルに無理な力が加わらないような位置にバッテリーを置き、粘着剤に押し付けて接着します。

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2本の白い粘着剤を筐体に貼り付ける。多少曲がってしまったが貼り直しはできないので気にしない。

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フラットケーブルに無理な力が加わらないように位置決めしてバッテリーを接着する

あとは分解した時の逆の手順で組み立てて行きます。コネクタを挿入する時は、無理な力を加えないように、指先でコネクタのオス・メスが噛み合った感触を確認してから力を加えてはめ込みます。特にホームボタンのコネクタは良く見えない上にとても小さいので苦労するかも知れません。外れ止めのプレートも辛抱強く丁寧に取り付ける必要があります。液晶パネルは上部(カメラ側)を先に入れてから、ホームボタンに向かって周囲をパチンパチンとはめ込んで行きます。最後にライトニングコネクタの両側の小ねじをトルクスドライバで締めて完了です。

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殻が閉じて生き返ったiPhone SE(第一世代)

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 これでコンパクトで美しいiPhone SEがあと何年かは使えるでしょう。それにしても普通に使用していてバッテリーが膨れ上がるなんて危険極まりない欠陥商品としか思えませんが、アップルでは購入後1年間しかメーカー保証はしないようです。おそらく充電制御に欠陥があり、容量が減少してきたバッテリーに過充電してしまうのではないかと想像しています。交換したバッテリーも素性がわからないので心配がないわけではありませんが、純正のバッテリーにしたところでこの有様ですから、どちらにしても五十歩百歩でしょう。

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SOFTLY [その他]

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 6月22日に山下達郎さんのニューアルバム「SOFTLY」が発売されました。2011年の「Ray Of Hope」以来、なんと11年ぶりのオリジナルアルバムになります。1976年にシュガー・ベイブを解散してソロ活動を開始してから46年間のキャリアで通算14枚目のアルバムですから、寡作なアーティストと言えるでしょう。作品を丁寧に作り上げ、自分が満足できるものしか世に出さないというこだわりの表れだと考えられます。

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専用のパッケージに梱包されて配送されてきた

 事前予約していた「SOFTLY」は専用のパッケージに梱包されて配送されて来ました。CDのジャケットにはヤマザキマリさんが描き下ろした達郎さんの肖像画が使用されています。ブックレットにもヤマザキマリさんが描かれたスケッチが多数ちりばめられています。達郎さんは20代の頃から肖像画を描いてもらうことに憧れていたそうで、今回親交のあるヤマザキマリさんに依頼することで願いが叶ったとおっしゃっていました。アルバムタイトルの「SOFTLY」には、この動乱の時代を音楽で優しく柔らかく包みたいという願いが込められているそうです。アルバムには全15曲が収録されていますが、ほとんどがドラマや映画やCMのタイアップ曲として過去にリリースされた曲なので、新曲は3曲しかありません。11年も待たされた割には新鮮味に欠けますが、全曲新しいミックスでイマドキの音作りになっており、音質も向上しています。10曲目の「OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース)」はロシアのウクライナ侵攻が始まる前に作られたものと思われますが、奇しくも世相を反映した反戦ソングとして注目されて行きそうな気配がします。これは11年前の「Ray Of Hope」に収録されていた「希望という名の光」が震災後の応援歌として捉えられてきたことと重なります。アルバムの発売時期と世の中の出来事は意図して合わせられるものではないですが、時代を感じ取る嗅覚のようなものがこのような偶然を呼び寄せているのではないかと思わざるを得ません。
 個人的にこのアルバムのベストトラックだと思うのが「ANGEL OF THE LIGHT」です。2008年に発売されたCDシングル「ずっと一緒さ」のカップリング曲で、NikonのCM曲としても使用されていましたが、アルバムには初収録となります。作詞は2013年に亡くなられたAlan O'Dayさんで、達郎さんとの最後の作品になってしまいました。哲学的で奥深い歌詞と、切なくも暖かい達郎さんのメロディーが心に響きます。このアルバム「SOFTLY」のテーマに一番マッチしている曲ではないでしょうか。素晴らしい詞と曲が出会ったときに作品の魅力が1+1=2ではなく3にも4にもなり得るということを示している素晴らしい楽曲だと思います。
 御年69歳の山下達郎さん。今後も日本の音楽シーンを牽引して行かれることと思いますが、あと11年後には80歳になってしまいますから(聴き手の方も年寄りになってしまいますから)もう少しペースを上げて次のアルバムを制作していただけると嬉しいです。

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ヤマザキマリさんのスケッチが良い味を出している

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楽天ブックスで注文したらアクリルコースターがオマケに付いて来た

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マウスのお掃除 [その他]

 PC用のワイヤレス・マウス(ELECOM M-IR06DR)のホイールの反応が悪くなってきたので分解掃除をしました。このマウスは動き検出に目に見えない赤外線LEDを使用しているため、マウスを持ち上げても底面から赤や青の刺激的な光が出ません。しかも電池が驚くほど長持ちします。単3電池1本で常時電源を入れたままでも1年以上使えます。何年も前におそらく1000円以下で購入した物だと思うのですが、とても気に入って使っています。後継のM-IR07DRという機種が同様の価格で出ているので買い替えても良いのですが、捨ててしまう前に分解して掃除してみることにしました。
 上下に2つに割ることができそうなので、継ぎ目にマイナスの精密ドライバーを差し込んでこじ開けようとしましたがビクともしません。どこかにねじがあるかも知れないと思って探してみると、底面のテフロンシールの下にトルクスT-6のねじがありました。シールで隠した上にプラスやマイナスのドライバーで回せないようにするとは、相当に開けられたくないようです。ねじを1本外すと上下に殻割りができました。
 問題のホイールの周りを確認すると、長年の埃がたくさん付着していました。ほとんどは犬の細い毛でした。ホイールを斜め上に引き抜くと、回転軸の周りに細い毛がごっそり絡まっていましたのできれいに取り去りました。さらに基板の間に入った埃もピンセットで取り除き、ホイールのロータリーエンコーダ側に入った埃はカメラレンズ用のエアブロアーで吹き飛ばしました。元通りに組み立てると、ホイールの反応がスムーズになっていました。もうしばらくこのマウスを使っていられそうです。

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殻が割れないのでねじを探すとテフロンシールの下にねじ穴を発見

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トルクスT-6のねじが使用されていた

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ホイールの回転軸には犬の細い毛がぎっしりと絡まっていた

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細かい隙間の埃はピンセットを使って取り除く

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ピンセットが入らない部分の埃はエアブロアーで吹き飛ばす

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元通りに組み立てたら復活した

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厳島と鹿 [その他]

 日本三景の一つである厳島は広島県廿日市(はつかいち)市の沖合1.8kmの広島湾上に位置しています。ご存知の通り厳島神社がある島として有名で、大きさは長さ約9km、幅約4kmと細長い形をしています。厳島と呼ばれたり宮島あるいは安芸の宮島と言われたり呼び方は色々ですが、実際のところ明確な使い分けはないとのことです。ちなみに国土交通省は厳島、農林水産省や環境省は宮島を使用しているようです。町名としては戦前は厳島町でしたが、戦後は宮島町に変わっています。本を正せば斎島(いつく・しま)が起源であり、厳島神社があることから宮島の呼称が生まれたと考えられています。宮島と呼ばれるようになったのは江戸時代以降のことだそうです。斎く(いつく)は斎場の斎で、「心身の汚れを取り去り神に仕える」という意味です。
 厳島には鹿が約600頭生息していると推定されています。厳島神社や周辺の市街地を闊歩している姿を見ることができます。これらの鹿は、厳島が本州と陸続きだった頃から生息していたものが約6000年前に島が離島化して孤立したと考えられています。戦後、個体数が減った時に奈良から鹿を導入して繁殖させたという誤った情報もあるようですが、遺伝子解析の結果、広島の本土側の個体と同じルーツであることが確認されているとのことです。一時は絶滅の惧れがあった厳島の鹿ですが、近年では逆に個体数が増えすぎて植生や生態系に対する影響が危惧されています。2007年からは鹿せんべいの販売を禁止するなどの対策を行って来ましたが、現在のところ決定的な効果は見られていないようです。

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厳島から本土側を望む

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あれは何て言う生き物ですか?

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とっても美味な厳島の焼き牡蠣と微妙な?広島コーラ

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厳島神社 [その他]

 広島湾の陸地からフェリーで約1.8km渡った所に厳島(または宮島)と呼ばれる長さ約9km、幅約4kmの島があります。この島は古代から信仰の島とされてきました。また風光明媚なことから日本三景の一つにもなっています。この地に厳島神社が創建されたのは593年であると伝えられています。1168年、平清盛によって寝殿造の様式を取り入れた社殿に改修され現在の姿になりました。海上に建てられた本殿、拝殿、能舞台などの建物を回廊でつなぐ独特の造りになっています。沖合約200mの海上に建つ大鳥居は高さ16m、重さ約60トンの巨大な木造建造物です。しかしその根元は海底に埋まっている訳ではなく、数十本の松の杭を打った砂地の上に敷石を重ね、その上にただ置かれているだけなのだそうです。60トンもの自重により嵐が来ても倒れないのだそうです。その大きな重量を得るために、鳥居の最上部の横に渡した島木と呼ばれる部材が中空になっていて、その中に7トン分の小石が詰められているということです。この鳥居は建立からすでに140年以上が経過して老朽化が激しいため、現在修理工事が行われています。そのため全体がネットで覆われていて残念ながらその姿を見ることはできませんでした。

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海上に建つたくさんの建物をつなぐ回廊

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海側から見た能舞台の背面

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回廊から見た能舞台

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大鳥居は残念ながら修理工事中のため見ることができなかった

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帰省 [その他]

うちのワンコが2年半ぶりにブリーダーさんのところへ帰省しました。しかも、この帰省に合わせて各地から親戚犬が集まってくれました。10頭以上集まった親戚たちは追いかけっこしたりプロレスしたりと、1日中遊んで楽しく過ごしました。

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右手前から、同じ日に生まれた姉、ウチの子、父、母

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姉妹で同じ服を着せてみたら飼い主でも判別は難しくなった。左が姉。

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「お母さん、久しぶり」

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「2年半ぶりにプロレスしよぉ~」

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父(左)と一緒に記念撮影

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実は父似だということが判明。クリソツ。

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SSD置換 [その他]

 ノートPCのSSD(Solid State Drive)を記憶容量の大きい物に交換しました。このPCは128GBのSSDにWindows 10がプリインストールされたモデルですが、Windowsが勝手にアップデートを繰り返す間に容量を食いつぶされてしまいました。最初はCドライブに何十GBも空き容量が残っており、さらにユーザファイルは全てDドライブのMicroSDカードに保存していたことから、すぐにはCドライブが足りなくなることはないだろうと思っていました。しかしその予想に反してあっという間にCドライブが一杯になってしまいました。Microsoftは未完成品のようなOSをリリースしておいて、後出しじゃんけんのようにアップデートという名のパッチを当ててきます。こんなにもOSが肥大化するのであれば、最初から「Windows 10用PCのストレージ要件は256GB以上です」などとしておけば良いのにと思ってしまいます。後からドライブを拡張するのは非常に手間がかかるからです。電気製品(ハードウエア)の場合、長期間使っても不具合が出ないかどうか充分にテストしてから発売します。もしもユーザが使用中に不具合でも出たら大問題となり、リコール・無償修理は当たり前でしょう。しかしソフトウエアは後出しの改良が許され、しかもそのための労力やハードウエア拡張コストはユーザ持ちになるという、なんと恵まれた業界なのでしょう。事実上の独占状態だから許されることなのでしょうか。
 前置きが長くなりましたので本題に戻ります。以上のような理由で記憶容量不足のワーニングが頻繁に出るようになったので、SSDを128GBから500GBに拡張することにしました。少し前のノートPCには2.5インチHDDと同じ形をしたSSDが使用されることが多かったのですが、最近のノートPCは薄型化と低コスト化のためにM.2と言う規格のプリント基板状のSSDを採用することが当たり前になってきました。M.2は旧称NGFF(New Generation Form Fuctor)から改名されたもので、古い資料にはNGFFと表記されていることもありますが、両者は同一の物理形状と端子仕様を意味します。今回のPCにもM.2規格のB/M-keyの2280型(基板サイズが22mm×80mm)の物が使われていましたので、同じ規格で記憶容量が500GBのWestern Digital社製WD BLUE 3D NAND SATA SSD M.2 2280を購入しました。SSD選びで注意すべき点は、M.2規格のSSDには端子形状とインターフェースプロトコルの違いにより、色々なバリエーションがあるということです。備忘録として下に記しておきます。
 まず端子形状ですが、主な物だけでもB-key、M-key、B/M-keyなどがあります。基板の端子部にノッチと呼ばれる切り欠きが設けられていて、ノッチの位置により基板のタイプを識別すると同時に、裏返しでコネクタに挿入されることを防止しています。下の写真は元から付いていたSSDの端子付近の写真です。右端の1番ピンから6ピン分(実際には裏にも端子があるので11ピン分)の端子があり、その隣にノッチがあるのがB-key、反対に左端の最終ピンから5ピン分(実際には裏にも端子があるので9ピン分)の端子があり、その隣にノッチがあるのがM-key、上記の両方のノッチがあるのがB/M-keyとなります。今回購入したのは下の写真のように2つのノッチを持つB/M-keyタイプです。

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PCから取り外したM.2規格のSSD。ノッチが2つあるB/M-keyタイプが使われていた。

 次にインターフェースプロトコルですが、現在のSSDの主流はSATA(Serial Advanced Technology Attachment)とNVMe(Non-Volatile Memory express)に大別されます。SATAはHDDのインターフェースを踏襲したもので最高転送速度は600MB/sです。一方、NVMeはフラッシュメモリの高速アクセス性を生かすために新しく開発された仕様で、最高転送速度は5000MB/sになっています。SATAは比較的安価で大容量、NVMeは高速な読み書きという特長をもっています。今回のPCにはSATAが使用されていました。

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購入したSSD(右)とSSDケース(左)

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中身はこんな感じ

 Cドライブの内容をそっくりそのまま新しいSSDにコピーする必要がありますので、新しいSSDをUSB経由で接続できるように外付け用SSDケースも購入しました。今回の場合、ケースは物理的にはM.2規格の端子形状がB/M-keyで基板サイズが2280型の物が入り、論理的にはSATAプロトコルで通信できる物があれば事足ります。しかし、今後のことを考えて、違う規格のSSDにも使えるタイプのケースを探してみました。その結果、Yottamaster製のDF3-C3という製品を見つけました。この製品は、物理的にはM.2のB-key、M-key、B/M-keyの端子形状および2230、2242、2260、2280の基板サイズに対応し、論理的にはSATAにもNVMeにも対応する優れものです。ここまで幅広い規格に対応するものは他にあまりなく、ほぼこの製品一択でした。しかも、ケースが透明で中の基板が見える非常にメカメカしいデザインが気に入りました。透明でない側の筐体はアルミの削り出しで作られていて放熱性も悪くはなさそうです。SSDとアルミ筐体の間に入れる熱伝導性のシリコーンシートも付属していました。接続ケーブルはUSB Type-A用とType-C用の2本が付属していました。ケースの加工精度も良く、中国製のこの手の製品としては珍しく隙間なくピッタリと組み上げることができました。ただ一つ残念な点は、ネットのユーザーレビューにも書いてあったのですが、せっかくの透明窓が傷だらけで秀逸なデザインが台無しになっていることです。気が向いたら後で表面をコンパウンドで研磨しようと思います。

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中が見えて格好良いが透明窓が傷だらけだった

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熱伝導シートが付属。さらにSSDを固定するプラグの予備や筐体を閉じるネジの予備まで付属する親切さ。

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左から透明窓、アルミ筐体、SSDを取り付けた基板。加工精度が良いので隙間なく組める。

 OSがインストールされたCドライブを交換する場合、エクスプローラー上でファイルを全部コピーしてもPCは正常に動作しません。セクター単位でそっくりにコピーしたクローンドライブを作成する必要があります。そのためのツールは通常SSDメーカから提供されていて、WDの場合もAcronis True Image WD Editionというソフトウエアが無償でダウンロードできます。最初はこれを使用するつもりだったのですが、Cドライブにこのソフトをインストールするための空き容量がありませんでした。しかもこのソフトはインストール先をCドライブ以外に指定できません。そもそも空き容量がなくなったからSSDを置換する訳なので、コピーツールはもっとコンパクトな物にして欲しかったです。そこで以前外付けHDDケースを購入した時に付属していたArk HD革命 CopyDriveというソフトウエアを使用してCドライブのクローンを作成しました。(後から知ったのですが、Windowsの「バックアップと復元」という機能を使ってもクローンドライブを作成できるようです。)作成したクローンドライブをSSDケースから取り出し、PCの裏蓋を開けて古いSSDと交換しました。PCを起動させると無事に前と全く同じ環境で立ち上がりました。Cドライブの容量を確認すると500GBとなっていました。これでもう二度と記憶容量不足と言われることはないでしょう。

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一日中遊ぶ [その他]

弟犬のM君と一日中遊んで大満足の様子でした。

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ボールで遊んで…

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じゃれ合って…

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プールでも泳いで…クタクタの一日でした

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後ろ姿ではどちらがウチの子かわからないくらいクリソツ

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BMW 118i M Sport [その他]

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BMW 118i M Sport(写真はBMW Japanのホームページより)

 自分の愛車が入院中のため、代車としてBMW 118i M Sportをお借りしました。118iはCセグメントに属する5ドア・ハッチバックで、ライバルにはフォルクスワーゲンGOLF、アウディA3、メルセデスベンツAクラスなどの強敵が揃っています。エンジンは1.5Lの3気筒DOHCツインターボで最高出力140 ps、最高トルク22.4 kgmを発生します。2019年のフルモデルチェンジで後輪駆動から前輪駆動に変更されました。トランスミッションは7速DCT、タイヤサイズは225/40R18となっています。

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 乗り込んだ第一印象は着座位置が高いなと感じました。しかし無段階に調整できる電動シートとチルト&テレスコピック・ステアリングのおかげで高さ以外は好みのドライビングポジションに調整することができました。走り出すと、大きなタイヤサイズかつランフラットタイヤであるためか、少し硬めでゴツゴツした感じがします。もう少し小径のタイヤでも良いのかなという印象です。しかし、道路の継ぎ目などを乗り越える時にはショックこそは感じますが、衝撃は適度に丸められ、嫌な突き上げ感はうまく消されています。特筆すべきはボディーの剛性です。自分の3シリーズも剛性は悪くない方だと思いますが、それでも時々軋みを感じることがあります。しかしこの1シリーズはコンパクトなサイズが有利に働いているのかも知れませんが、軋みや捻れが全くと言って良いほど感じられず、非常にソリッドな印象を受けました。欧州のCセグメントのクルマは本当に素晴らしいと思います。個人的に少々残念なのはステアリングフィールで、軽過ぎて欧州車っぽいどっしりとした安定感が感じられませんでした。決して直進安定性が悪い訳ではないのですが、操舵力が軽過ぎるためか、直進していても微妙に修正舵を加えたくなる衝動に駆られます。また、FFだからなのか、キャスター角の設定なのか、切った後に中立に戻ろうとする力が若干強く、操舵力の軽さと相まって国産車のフィーリングに近づいてしまった感じがします。エンジンは140 psと私のオートバイ(147 ps)よりも数値的には劣りますが、1480 rpmで22.4 kgmの強大なトルクを発生しますので普通に走る分には全く不足を感じません。SPORTSモードに切り替えればシフトアップのタイミングが遅くなりますので、充分すぎる加速を得ることができます。高速道路での追い越しもストレスを感じませんでした。エンジン音はややうるさめで雑味があり、窓を開けて走ると多少気になります。しかし室内の遮音性が優秀なために、窓を閉めるととても静かになります。

 インテリアは若者向きな感じで、メッキ調の部品やイルミネーションが多用されています。ドアを開けるとドアのトリムが青く不気味に光ります。またスイッチの数が多く、ごちゃごちゃした印象は拭えません。素材もプラスティッキーな部品が多用されています。メーターは全て液晶パネルになっていて時代の流れを感じます。個人的には機械式の方が好きなのですが、これからはほとんどのクルマが液晶メータになってしまうのでしょうか。パーキングブレーキは電動式で、小さなスイッチで操作するためブレーキレバーはありません。3 cmほどの小さなスイッチなので、目で見て探さなければ操作できず、レバーのようにブラインド操作できないのが煩わしいです。ナビゲーションを含むインフォテイメントディスプレイは横長でとても大きく、解像度が非常に高くて表示が綺麗です。画面をタッチすることで操作できる他、センターコンソールのダイヤル状のスイッチでも操作できます。また、音声やジェスチャによる操作も可能です。安全のためのアシスト機能も充実しており、高速走行中の車線逸脱警報、死角に他の車両がいることを知らせるレーンチェンジウォーニング、過去50メートルの走行軌跡を記憶し必要であれば自動的にバックで戻れるリバースアシストなど、様々な機能を備えています。インフォテイメントと安全のためのセンシング&制御技術はここ10年の進化が大きいと感じました。

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ドアを開けるとトリムが青く光る

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ドアミラーにプロジェクターが仕込まれていてドアを開けると路面に影絵が投影される

 後部座席は必要にして充分に広く、膝前にも余裕があります。ただし乗り込むときに頭をぶつけそうになり、身を深く屈めなければなりませんでした。ルーフの後端を下げたスポーティーなデザインにするためには仕方なかったのでしょう。FFになった恩恵でセンタートンネルの高さが低くなり、後部座席の居住性は向上しています。荷室は床が一段深く掘り下げられているのでとても広く感じます。トノボードを取り外せばかなり大きな荷物も積めそうです。

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 BMW 118i M Sportはデザイン、実用性、基本性能に優れ、非常にバランスの取れたクルマだと思いました。特にボディー剛性は素晴らしく、欧州のCセグメント車のレベルの高さを感じました。ただし、自分が欲しいクルマかと問われると、ステアリングおよびエンジンフィールと内装のデザインに満足できないような気がします。色々と手が掛かりますが、325i Touringとはもう少し長い付き合いになりそうです。

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光る首輪の修理 [その他]

 夜間に犬の散歩をする時には被視認性を良くするためにLEDを内蔵した光る首輪を犬に付けています。今までにいくつかの製品を試しましたが、充電池の劣化が激しくてすぐに暗くなってしまったり、接続部が緩くなってすぐに外れてしまったり、なかなか良いものに出会えませんでした。最近購入した製品(Illumiseen LED Collar)は近所の犬友さんから教えていただいたものですが、充電池が大きく、2本のストライプが明るく光り、接続部のバックルもしっかりしているので、使用開始直後はとても好印象でした。ところが使い始めて1~2週間で突然消えてしまうようになりました。調子の良い時は普通に使えるのですが、散歩の途中で突然消えてしまうことが頻発するのです。この商品を教えてくれた犬友さんにも同じ症状が出ているということでした。おそらく断線か接触不良と目星をつけて、分解しながら原因を探ることにしました。

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 上の写真の白丸で囲った部分にLEDが2個入っています。LEDからの光が2本の白いストライプ状の光ファイバ中に導光され、少しずつ外部に漏れながらぐるっと伝搬して行く仕組みになっています。白丸で囲った部分の縫い目を解くとLEDと配線が見えてきました。

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配線を覆っている黒いチューブをスライドさせて中を見ると完全に断線していました。しかもLEDの電極が2本とも剥き出しで、チューブの中で短絡していました。これでは使っているうちにすぐに点かなくなってしまうのも当然です。

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はんだ付けをし直して、アノードとカソードのリードはそれぞれ熱収縮チューブで絶縁しておきました。糸を解いたところは手縫いで縫い合わせておきました。犬友さんの物も預かって内部を見てみたところ、全く同じ状況でしたので同様に修理しておきました。

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これが正しい姿でしょう

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修理完了

それにしてもひどい製造方法です。小学生でもこれではまずいことはわかるでしょう。この製品を使っている人はもれなく同じ症状に遭遇していることと思います。

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謹賀新年 [その他]

あけましておめでとうございます。
旧年中はたくさんのご訪問とnice!やコメントを賜り誠にありがとうございました。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。


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ここ何年かは雲の多い元旦の朝が続いていましたが、今年は地平線から昇る初日の出を見ることができ、同時に富士山もスッキリと見通すことができました。帰省自粛の影響か、海岸には例年よりも遥かに多い人出が見られました。皆さん色々な想いで2021年の初日の出を迎えられたことでしょう。昨年は世界中の人々にとって不安と混乱の1年でしたが、2021年は明るい未来を見い出せる年となりますよう心より祈念いたします。

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朝日に照らされる富士山と月

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AF微調整 [その他]

 Aマウント用レンズをコンパクトなEマウント・ミラーレス機で使用するためにはマウントアダプタが必要になります。先日入手したEマウント・ミラーレスカメラα6500(ILCE-6500)では、AF駆動用のモータを内蔵したレンズ(レンズの型名にSSMまたはSAMが付いているモデル)に対してはマウントアダプタLA-EA5が使用でき、その他のレンズを含むすべてのAマウントレンズに対してはLA-EA4が使用できます。

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現行のマウントアダプタにはLA-EA4(右)とLA-EA5(左)がある

LA-EA5を使用した場合にはカメラ本体のAF機能を使うことになり、したがって、像面位相差AFセンサを用いた高速かつ広範囲のAFや、被写体が笑顔になったら自動的に撮影を行うスマイルシャッターなどの最新機能を享受できるメリットがあります。ただし、前述のようにAF駆動用のモータを内蔵したレンズに限られ、その他のレンズではAFが使えず、マニュアルフォーカスになります。一方、LA-EA4を使用した場合には、AF対応のすべてのAマウントレンズでAFが使えますが、マウントアダプタに内蔵の位相差AFセンサを使うことになるので、カメラ本体の最新AF機能を使うことができません。どちらも帯に短し襷に長しで、私は両方のマウントアダプタをレンズによって使い分けて対応しています。これらの情報はソニーのWEBページに文章で記述されているのですが、例外も多く、熟読しないと全体像を理解することができません。せめて次のような表にまとめてくれていたらわかりやすいと思うのですが。

マウントアダプタの比較
  使用するAF機構 メリット デメリット
LA-EA4 マウントダプタ内蔵のもの すべてのAF対応Aマウントレンズに使用可 カメラ内蔵の最新AF機能の恩恵を受けられない
LA-EA5 カメラ本体内蔵のもの カメラ内蔵の最新AF機能(の一部)が使用可 SSM/SAMレンズ以外はMFになる

 上記のような理由で、私の一番のお気に入りレンズ35mmF1.4G(SAL35F14G)をα6500に付けてAFレンズとして使うためにはLA-EA4を介して取り付ける必要があります。しかしここで問題が発生しました。何枚か試写してみると、どうもシャキッとしない画になってしまうのです。それはピントが合っていないことが原因でした。LA-EA5を使用してカメラ本体のAF機構を使えば、カメラ製造時にきちんと調整されたAF性能が発揮されるのですが、LA-EA4内蔵のAF機構を使う場合、出荷時にはLA-EA4単体でしかAFの調整ができていませんので、個々のカメラと組み合わせたときにAFの誤差が出てしまうのです。このような事態に対応するために、カメラ側に「AF微調整」という機能を備えています。今回、この機能を利用して、LA-EA4を介してα6500に35mmF1.4Gレンズを取り付けた場合のフォーカスずれの調整を行いました。
 まず、どちら方向にどのくらいフォーカスがずれているのかを確認します。適当な距離に置いた物差しの目盛りを、三脚に固定したカメラで撮影します。下の写真はAFで10の目盛りにフォーカスを合わせて撮影し、等倍に切り出したものですが、14の目盛り付近にフォーカスが合ってしまっています。つまり、かなりの後ピン状態になっています。
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調整前の状態。AFで10の目盛りにピントを合わせて撮影した。

次に「AF微調整」機能でフォーカスのオフセット値を「+10」に設定して撮影すると、さらに後ピンになって16の目盛りかそれ以上の遠方にフォーカスが合うようになってしまいました。
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AF微調整機能でオフセット値を+10に設定。さらに後ピンになった。

反対にオフセット値を「-10」に設定して撮影すると、今度は8の目盛り付近にフォーカスが合うようになり、前ピン状態になりました。
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AF微調整機能でオフセット値を-10に設定。今度は前ピン状態になった。

そこでオフセット値を「-8」にすると、少し戻し過ぎでジャストフォーカスは11の目盛り付近のやや後ピンとなりました。
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AF微調整機能でオフセット値を-8に設定。惜しくもやや後ピン。

オフセット値を「-9」にしたところ、やっと10の目盛りにフォーカスが合うようになりました。一度設定してしまえば、あとは同じレンズを同じマウントアダプタを介して取り付けた場合には自動的にオフセット値を読み出して設定してくれますので、フォーカスずれのことは気にせずに撮影することができます。これで35Gもα6500で使用できるようになりました。
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AF微調整機能でオフセット値を-9に設定してやっとジャスピンになった

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α6500(ILCE-6500) [その他]

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 すでに生産完了となったソニーのミラーレス一眼カメラα6500(ILCE-6500)を入手しました。普段はα99をメインに、α700、NEX-F3、DSC-RX0を目的に合わせて使い分けていますが、愛犬との散歩やオートバイのツーリング時に小型で高画質のカメラがあったらいいなと思っていました。そんな折に魅力的な価格で新品のα6500が出ていたので思わずポチってしまいました。
 α6500は2420万画素のAPS-Cイメージセンサと5軸手振れ補正機構を搭載したEマウントのレンズ交換式ミラーレスカメラです。イメージセンサのほぼ全域をカバーする425点の像面位相差AFセンサと従来のコントラストAFを連携させて0.05秒の高速かつ高精度なAFを実現しています。使ってみて最初に感じたのは「やはり小型軽量なカメラは持ち運びが楽だなあ」ということでした。ボディーは全面にマグネシウム合金を使用していますので、軽量でありながらしっかりとした剛性感があります。心配していた操作性ですが、3つのカスタムボタンを含むほとんどのボタンやダイヤルが好きなようにカスタマイズできるために、Aマウント機のα99やα700と比べてもそれほど遜色なく使えました。因みに私は上面パネルのC1ボタンにフォーカスモード、C2ボタンにフォーカスエリア、前面パネルのC3ボタンとAF/MFボタンにピント拡大、ダイアルリングに露出補正と、良く使う機能をカスタムボタンに割り当てています。レンズはAマウント用しか持っていないため、SSMレンズやSAMレンズ(フォーカス駆動用モータを内蔵したレンズ)はマウントアダプタLA-EA5を介して取り付けます。

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マウントアダプタLA-EA5を介してAマウント用レンズ(Planar T* 50mm F1.4)を装着したところ

するとAマウントレンズでα6500の425点の像面位相差AFセンサを使ったAFが可能になります。α99ではAFセンサが画面の中央付近に集中していましたが、α6500では画面のほぼ全面にAFセンサがありますので、フレキシブルスポットAFを使うことによって構図を決めたまま画面のどこにでも自由にフォーカスを合わせることができます。また、液晶画面がタッチパネルになっていて、ライブビューを見ながらタッチした場所にフォーカスを合わせたり、ファインダから目を離さずに右手の親指で液晶画面をラップトップPCのタッチパッドのように操作してフォーカススポットを移動させることもできます。非SSMレンズや非SAMレンズ(フォーカス駆動用モータを内蔵していないレンズ)はマウントアダプタLA-EA4を使うことでマウントアダプタに内蔵されたAFセンサとモータによりAFを行うことができます。
 数回使ってみてα99などと比べて気になる点が2点あります。1つは画面内に太陽などの明るい光源がある場合にAFが迷いまくって合焦しにくいことがあることです。下の写真を撮る時に山の稜線にAFが合わず、波打ち際の人物で一旦フォーカスを合わせて対処しました。

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2つ目はホワイトバランスがコロコロ変わることがあることです。例えば下の2枚の写真は同じ場所で同じ時刻に連続して撮影していますが、ホワイトバランスが変わって色合いが変化してしまいました。

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いずれの点も使っているうちに癖がわかって気にならなくなるのかも知れません。最近めっきり写欲が落ちていたので、新しい機材がカンフル剤となってくれたら良いなと思います。

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晴れの週末 [その他]

久しぶりに晴れのマークが並んだ週末。土日共に晴れるのはなんと2か月ぶりとか。爽やかな晴天の下、ワンコとたっぷり散歩を楽しみました。

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タグ:動物 青空
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