椅子の脚をカットする [50mm F2.8 Macro]
脚の先端が床と点接触してしまう
フェルトを貼ってもすぐにずれてしまって役に立たない
10mm厚の板をガイドにして床と平行に鋸を入れる
2本目以降を切る時は椅子の水平を保つために切った脚の下に10mmの板を挿入する
切り取った脚の先端。こんなにも角度が違う。
切断したら周囲のバリを取って軽く面取りをする
フェルトを貼って完成。引きずり音もしなくなり快適。
ジューンベリー [50mm F2.8 Macro]
ウチに植えたジューンベリー(Juneberry)が実を付けました。直径8mm程度の真っ赤な実です。6月に実を付けることからジューンベリーと呼ばれているそうですが、確かに期待を裏切らずに5月末から6月初旬にかけて収穫することができました。ジャムにして食べると、ほんのり甘酸っぱく、細かい種がプチプチと独特の食感を楽しめました。
Jewelry [50mm F2.8 Macro]
宝石の歴史はおそらく人類の歴史と同じくらいの長さを持っているのではないでしょうか。石器時代よりも遥か昔から、人々は石に特別の価値を見出してきました。現代では装飾品や財産としての価値が一般的ですが、権力や信仰の象徴として用いられることもありました。特別の力を持っているとして、パワーストーンなどと呼ばれる石もあります。なぜ人は時代や洋の東西を問わず石に魅せられてきたのでしょう。私にはその正確な理由はわかりませんが、いずれの価値観においても、人の手では作り出せない美しさ故に、自然への畏敬の念を抱く気持ちが根底にあることは確かなような気がします。ところで、人間以外でもカラスは宝石好きらしく、光り物を集めるという話を良く聞きます。もしかしたら、カラスも自然への畏敬の念を感じているのでしょうか。
先日、手作りアクセサリーを作っている知人に頼まれてブツ撮りに挑戦しました。地明かりだけで撮ったので平坦な写真になってしまい、反省しきりです。次にチャンスがあれば、きちんとストロボやレフ板を使って、もっと石の魅力を引き出せるよう頑張りたいと思います。
妖しく咲く [50mm F2.8 Macro]
肉眼で見た世界とは異なる映像を作り出すことができるのも写真の面白さです。背景がトロリと溶けて行く様は、人が見る映像とは全然雰囲気が違います。このようにマクロレンズで接写をすると、他のレンズに比べてボケ量が圧倒的に大きくなります。これはボケの大きさが撮影倍率の2乗に比例するところから来ています。撮影倍率とは(撮像素子上の像の大きさ)/(被写体の実際の大きさ)で表され、(レンズから撮像素子までの距離)/(被写体からレンズまでの距離)とも等しくなります。今回使用したマクロレンズの最大撮影倍率は1.0倍で、普段使っている35mmF1.4Gの最大撮影倍率は0.2倍ですから、同じF値で寄れるだけ寄って撮影した場合、マクロレンズのボケ量は35Gの25倍も大きくなる計算になります(正しくはマクロレンズの被写界深度が35Gよりも25倍浅くなることを意味する)。これでは少しでも風が吹く屋外では手持ち撮影で狙ったところにピントを合わせるのは至難の業です。いえいえ、ピントが甘いことの言い訳を長々と書いているわけではないですよ。
スポーツ、芸術、それとも? [50mm F2.8 Macro]
身体を動かすには気持ちの良い季節になりました。スポーツの秋、到来です。長い間の懸案事項だったジム通いを始めてみようかと思案中。芸術の秋、食欲の秋とも言いますが、皆様にとってはどんな秋でしょうか。
多摩川浅間神社 [50mm F2.8 Macro]
東京都大田区田園調布にある多摩川浅間神社は富士山を信仰する全国1300社の浅間神社のうちの一つです。総本宮は静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社ということになります。他の浅間神社と同じく、富士山に鎮座して東日本一帯を守護したと伝えられる木花開耶姫(コノハナサクヤビメ)を祀っています。因みに木花開耶姫は海幸彦、山幸彦の母に当たります。多摩川浅間神社の社殿は浅間造と呼ばれ、社殿の上にもう一つ社殿が載った独特の様式を呈しています。これは都内では唯一だそうです。鎌倉時代の1190年前後に、源頼朝の妻、北条政子が夫の武運長久を願って富士山が見えるこの丘に正観世音像を建立したのが始まりだとか。なるほど今でも晴れた日にはここから見事な富士山を見ることができます。
あじさいの季節 [50mm F2.8 Macro]
今年も紫陽花の季節がやって来ました。紫陽花の花(*)は色や形のバリエーションが豊富であり、立体的な造形をしているので、なかなか絵になりますね。紫陽花の周りでは、カメラを構える人、絵筆を持つ人など、それぞれの方法で楽しむ姿が見られます。まだまだ咲き始め。これからしばらくは紫陽花の花を楽しめそうです。 (*花のようにみえるところは実は萼(がく)です)
マクロレンズを着けて [50mm F2.8 Macro]
マクロ撮影の練習をしようと思い、SAL50M28を着けて愛犬と川原まで行きました。このレンズはコンパクトで軽いので、散歩には最適です。川原には色々な花が咲いていて被写体には事欠きませんでした。しかし、撮り上がった写真は全然寄り切れていなくて、いつもの35mmF1.4Gで撮った写真と大差なし。中途半端はダメですね。まだまだ練習が必要のようです。
夕暮れマクロ [50mm F2.8 Macro]
マクロレンズと愛犬をお供に、いつもの川原を散歩です。最近は日が短くなって、午後4時には暗くなり始めてしまいます。図らずも夕暮れマクロと相成りました。
この季節、川原にはほとんど花が咲いていません。おかげで目論見は完全に外れてしまいました。仕方がないので夕暮れの風景などを撮ってみます。そこで気付いたのは、このミノルタ時代から受け継がれたソニー製マクロレンズ(SAL50M28)は逆光に非常に強いということでした。派手に夕日を入れた構図でもゴーストもフレアも出ません。レンズの表面反射と鏡筒の内部反射がきちんと抑えられた結果でしょう。これからは夕暮れ時にマクロ、が私のスタイルになりそうです。極めて高い解像度、美しいボケ、そして素晴らしい逆光耐性と、SAL50M28は基本性能に優れたレンズであることを再確認しました。
SAL50M28 [50mm F2.8 Macro]
ミノルタ時代から継承された50mm F2.8 Macroは100mm F2.8 Macroと並んで評価の高いマクロレンズです。最短撮影距離は20cm。レンズの先端が被写体に触れるくらいまで近くに寄れ、最大撮影倍率は1倍となります。(いわゆる等倍レンズ。フィルムや撮像素子上に結像される像の大きさが被写体と等倍、つまり非常に大写しが可能なレンズ)。マクロレンズは元々、文献の複写用に使われていたために像の歪みが少なく、細部まで克明に描写することが求められます。複写機が普及した現在では植物や小物の撮影に主用途が移ってきているので、接写時の背景のボケの美しさにも重点が置かれています。
このような生い立ちから、この50mm F2.8 Macroは全くと言って良いほど画像の歪みがない上、解像度は非常に高く、ボケも美しい、基本性能に優れたレンズです。円形絞りの採用で、点光源ボケもまん丸になります。マクロとは言っても、接写のみならず無限遠まできちんとフォーカスが合うので様々な用途に使えます。コンパクトで軽いことから、35Gを手に入れるまではα700の標準レンズとして常用していました。ただし、AFはお世辞にも速いとは言えませんから、動き物には向いていません。本来の用途を考えれば当然ですね。