江の島散策 [DT 16-105mm F3.5-5.6]
再び東京オリンピックでセイリングの会場となる江の島ヨットハーバー
写真左下に見える遊歩道の一部が10月の台風で破壊されたため通行止めになっていた
魚見亭からの眺め
トリコロールに染まる [DT 16-105mm F3.5-5.6]
2015年11月13日にパリで起きた同時多発テロの犠牲者を追悼するため、東京スカイツリーがトリコロールにライトアップされました。同じ日に東京タワーや東京都庁舎でも同様のライトアップが行われたそうです。不幸にも犠牲となってしまった方々には謹んで哀悼の意を表します。
何の罪もない人々を無差別に傷つける非道な行為は絶対に許されるものではありません。しかし、だからこそフランスが決断した空爆強化はとても残念に思います。空爆を受けた場所では誰かが傷つき、亡くなります。もしかしたらその中には普通の市民も含まれているかも知れません。すなわちそれはパリで起きたテロの被害者やそのご家族と同じ痛みを別の場所で新たに作り出していることに他なりません。武力では憎しみを増幅させることはできても、何も問題を解決することはできません。世界の国々が力を合わせて攻撃を仕掛けるのではなく、武力を使わずにこの問題を根本的解決に導く方策を、英知を集めて考えて行かなければならないと強く感じます。
岡城跡 [DT 16-105mm F3.5-5.6]
大分県竹田市に岡城と呼ばれた山城の史跡があります。この城は1185年に緒方惟義が源頼朝に追われた源義経を迎えるために築城したことが始まりであると言われています。その後、志賀氏、中川氏と城主が代わり、現在残されている城郭は1594年に中川氏によって築城されたものだそうです。この城は飛田川と白滝川が大野川に落ち合う合流点にあり、これらの支流が削った2つの深い谷から急峻に切り立つ崖の上に建っていました。この立地のおかげで志賀氏は、1586年当時に快進撃を続けて攻め入った島津氏を再三にわたり撃退することができたということです。
岡城は瀧廉太郎が作曲した「荒城の月」のモデルになった城としても有名です。廉太郎は東京生まれですが、官僚であった父の転居に伴い、幼少時に大分県竹田市に住んでいたことがあるそうです。苔むした古い城郭を見ていると、短調の哀しげなあのメロディーが頭の中をぐるぐる回ります。
香取神宮 [DT 16-105mm F3.5-5.6]
香取神宮は千葉県北部の香取市にあります。この場所は2006年に佐原市・小見川町・栗源町・山田町が合併して香取市が誕生するまでは佐原市香取という地名でした。つまり香取神宮は、以前紹介した佐原市街(こちらを参照)のすぐ近くに鎮座しています。日本書紀に登場する経津主大神(ふつぬしのおおかみ)が御祭神で、全国に約400あると言われる香取神社の総本社だそうです。1700年に徳川幕府によって造営された本殿と楼門は重要文化財に指定されています。これらの桃山様式の建物は屋根の曲線が非常に美しく、堂々とした雰囲気を呈していました。
北総の小江戸 [DT 16-105mm F3.5-5.6]
千葉県の北部に佐原(さわら)という町があります。利根川の支流である小野川沿いに古い町家や土蔵が残っているため、川越(こちらを参照)や栃木と並んで小江戸と呼ばれています。佐原は利根川の水運を生かして、古くから江戸との交易で栄えたそうです。かつてはお米や醤油などを舟に載せて江戸まで運んだのでしょう。古い街並みが故に、今ではドラマや映画のロケ地として頻繁に使われるそうです。また、この地に伊能忠敬の旧邸があったため、「地図のまち佐原」のキャッチフレーズもあちこちで掲げられていました。平成8年に文化庁から重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
神奈川沖浪裏 [DT 16-105mm F3.5-5.6]
「神奈川沖浪裏」とは葛飾北斎の浮世絵シリーズ「富嶽三十六景」の中の一つで、荒れ狂う波頭の向こうに見えている富士山を描いた木版画のタイトルです。北斎の代表的な作品の一つなので誰しもが一度は見たことがあるでしょう。北斎の浮世絵ほどダイナミックな写真は撮れませんでしたが、この日の相模湾は大荒れで、今までに湘南の海岸では見たことのないような波が押し寄せていました。一緒に行ったうちの愛犬も波の轟音にびっくりして逃げ惑っていました。しかし、風が強かったため遠くまで見通すことができ、逗子あたりからは江ノ島ごしの富士山がきれいに見えていました(2枚目の写真)。題して「富嶽一景 神奈川江ノ島越不二」。
今日のNHKの番組で、富嶽三十六景の直後に発表されたと言われている「千絵の海」という各地の漁業を描いた全十図からなる浮世絵版画を復刻するプロジェクトのドキュメンタリを放映していました。過去1000年で「世界に最も影響を与えた人物100人」(米ライフ誌選定)の中に日本人でただ一人選ばれた北斎だけあって、作品の大胆な構図と精緻な人物描写には驚くばかりでした。創造性に今も昔もないと改めて感じました。
秋の気配 [DT 16-105mm F3.5-5.6]
暑さ寒さも彼岸まで、とは昔の人は良く言ったものですね。あれだけ暑かった夏が足早に立ち去ると、もう秋の気配がしてきました。山からはススキが下りてきます。海岸にはほとんど人影が見えなくなりました。
三峯神社 [DT 16-105mm F3.5-5.6]
三峯神社は埼玉県秩父市にある三峰山の標高約1000メートル付近に位置しています。創建は約2000年前と言いますから、相当に古い神社のようです。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉册尊(いざなみのみこと)を祀った神社だそうです。日本神話によると、伊弉諾尊と伊弉册尊は日本の島々を産み出し(国産み)、天照大神(あまてらすおおみかみ)や素戔嗚尊(すさのおのみこと)などの神々を産み出した(神産み)全ての根源のような存在ですから、ここは相当に由緒正しき神社なのでしょう。参道の入り口には特徴的な三ツ鳥居があります。本堂の前には立派なご神木がそびえていました。本堂の彫り物も見事で見ごたえがあります。近くのおそば屋さんの話では、今でも付近には熊や猪が生息しているそうです。山奥の聖域という形容が相応しい、荘厳な雰囲気が感じられる立派な神社でした。
横浜の花火 [DT 16-105mm F3.5-5.6]
横浜のみなとみらい21地区で行われた「第25回神奈川新聞花火大会」の様子をお届けします。花火を撮るのはほとんど初めてに近く、とても難しく感じました。花火ごとに打ち上がる高さも明るさも違うので、フレーミングや露出には苦労しました。花火の光は常に移動しているので、露出は絞りでしか調節できません。シャッタースピードは光跡の長さや、何発多重するかを決めるファクタでしかないのです。これに気付いた時には花火は終盤に差し掛かっていました。もう一つの問題は、夜景と花火の露出を合わせるのが難しいということでした。4枚目、5枚目はもう少し露光時間を延ばすことで調整可能だったと思いますが、あまり光跡の長さや多重度合いを増やしたくない場合は調整できるパラメータがありません。現像時に覆い焼きをすれば良いのでしょうが、JPEG撮って出し主義の私にはその手段は使えません。ハーフNDフィルタを使用するという手はあるかも知れません。色々と得ることの多い夜でした。
御岳山(みたけさん) [DT 16-105mm F3.5-5.6]
東京都青梅市の奥多摩山系に御岳山(みたけさん)という標高929メートルの山があります。中腹までケーブルカーで登れるので気軽にハイキングを楽しむことができます。山頂付近には紀元前90年創建の武蔵御嶽神社があります。お犬様信仰があって、ドッグフレンドリーな山です。ケーブルカーも犬料金を払えば乗車OKです。
標高が高いので、紫陽花はまだつぼみでした。ユキノシタや野いちごが群生していました。
川越を散策 [DT 16-105mm F3.5-5.6]
ある日、思い立って川越まで行ってきました。噂どおり、大正、昭和の香りが漂っていました。初めてだったので、とりあえずメインストリートを中心に街全体の様子を把握。路地裏に入ればもっと発見があったかも知れませんが、それは次回のお楽しみとします。使用したレンズはDT 16-105mm F3.5-5.6と35mm F1.4Gの2本です。