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天橋立 [nature]

 天橋立(あまのはしだて)は京都府北部の宮津湾を2つに区切るようにできた砂州で、松島(宮城県)、宮島(広島県)と並んで日本三景の一つに数えられています。長さは約4kmに及び、幅は狭い所で約20m、広い所で約170mになります。砂州上には府道が通っており、その両脇には約8000本の松の木が自生しています。しかしそれらは松くい虫の被害を受けたり、あまり地中深くに根を張らないために倒木も多く、松並木の保全には苦労されているようです。また、砂州の外海側は浸食が進んでいて砂州の消滅すら危ぶまれているそうです。20年以上前にツーリングで訪れた時には府道をZZ-R1100で走り抜けたような記憶があるのですが(もしかしたら思い違いかも知れません)、今は125㏄以下の二輪車しか通れないようです。
 天橋立の北側に位置する傘松公園には股のぞき台が設置されています。海を背にしてそこに立ち、股の間から天橋立を見ると砂州が天に上る梯子のように見えるというものです。これは明治時代に観光事業の活性化のために考案されたということです。股のぞきは今もなお観光のメインイベントとなっていますので、これを考案した方の功績は計り知れないくらい大きいですね。

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傘松公園からの天橋立


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砂州の上を通る府道


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天橋立の中ほどにある天橋立神社


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天橋立の南端にある知恩寺


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知恩寺のおみくじは扇子の形をしている


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