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2021 走り納め [ZZ-R1100]

 2021年も残すところあとわずかとなりましたので、年を越さないうちにZZ-R1100を走らせておくことにしました。朝晩は冷え込みが厳しいため、出発は陽が充分に昇ってからにして、日没前には帰って来るようにしたいものです。すると今は冬至を過ぎたばかりですから活動時間は非常に限られます。雪が降る前に走っておきたい峠道を厳選してコースを組み立てたところ、いつもの走り慣れたツーリングコースとなりました。
 気温が上がり始めた10:30頃、エンジンを始動します。何回かクランキングするとエンジンは回り始めましたが、まだ目覚めないシリンダがあって吹け上りが鈍い状態です。しばらく暖機運転をしてやっと4本のシリンダ全てに火が入りました。最初は富士スピードウェイから三国峠を越えて山中湖に下りる県道山中湖小山線を楽しみます。峠道の入り口には凍結注意の表示が出ており、路面には盛大に塩化カルシウムが撒かれています。嫌な予感を感じながら注意深く進むと案の定、北向きの斜面では早朝には凍っていたであろうと想像できる凍結の痕跡が所々に見られました。三国峠でバイクを停めて定点観測をすると、富士山は中腹より下まで雪に覆われていました。去年のこの時期にはほとんど冠雪がありませんでしたので、今年は例年並みかそれ以上の積雪量だと思われます。

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富士山と山中湖。水蒸気が多いため遠くは霞み、麓には霧がかかっているようだ。

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タイヤは塩化カルシウムで真っ白

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 山中湖まで下りたら昼食をとり、次の目的地に向かいます。国道138号線の籠坂峠を越えて御殿場経由で箱根を目指します。籠坂峠でも凍結の痕跡と塩化カルシウムの散布が見られ、ペースを落として走らざるを得ませんでした。箱根外輪山の入り口、乙女峠展望台で再び定点観測をします。やはり富士山の積雪は去年より大幅に多いようです。まだ15:00だと言うのに陽が傾いて寒々としてきました。急いで長尾峠を走って帰路に就きます。途中、宮ノ下から箱根湯本まではひどい渋滞でした。この辺りはコロナ全盛期にはクルマはそれほど多くなく、渋滞することも少なかったのですが、もうすっかり平常の通行量に戻っていました。おかげで陽が高いうちに帰る予定が叶わず、帰宅する頃には日が暮れて寒くなってしまいました。洗車して塩化カルシウムを落としたかったのですが、心が折れて後日にすることにしました。

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乙女峠展望台からの富士山

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すっかり陽が傾き寒々として来た

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