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入笠山登頂 [nature]

 ワンコと一緒に長野県諏訪郡富士見町にある入笠山(にゅうかさやま)に登って来ました。入笠山(1955メートル)は南アルプス(明石山脈)の最北部に位置し、周辺には入笠湿原や大阿原(おおあはら)湿原が広がっています。標高1780メートルまではゴンドラで登ることができるので、そこから「入笠すずらん山野草公園」→「入笠湿原」→「花畑」→「入笠山山頂」→「大阿原湿原」と巡り、ゴンドラ駅に戻るコースをトレッキングしました。

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ゴンドラ山頂駅にて。雲を被っているのは八ヶ岳。

 ゴンドラに乗って1780メートルの山頂駅に着くと下界の空気とは違って風がサラっと爽やかです。ゴンドラの中では怖くてブルブルと震えていたワンコでしたが、トレッキングコースに入ると尻尾を立てて意気揚々と先頭を歩いて行きます。入笠湿原を越えると花畑と呼ばれる斜面をつづら折りで登って行く登山道になります。1ヶ月早ければ色々な花が咲いていたのでしょうが、9月末ではほとんどの花は終わっていました。山頂に近付くに連れ勾配が急になってきます。山頂へは岩場を通るルートと岩場を迂回するルートがあるのですが、体力温存のため迂回ルートを通って登頂しました。

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入笠山登頂

 山頂から西の方へ下りて大阿原湿原へ向かっていたところ、森の中で突然目の前5メートルほどの至近距離を鹿が横切って行きました。朝の食事中にワンコに驚いて逃げて行ったようです。うちのワンコはリスやら鹿やらの野生動物を見つけるのが得意で、それらの気配を感じるとすぐに追いかけて行こうとします。特に鹿肉は大好物なので(笑)、鹿には目がありません。必死に追いかけようとするワンコを全力でリーシュを引いて阻止しました。安全な笹薮に避難した鹿は心配そうにずっとこちらを見ていました。

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目の前を駆け抜けて行った鹿さん。朝食の邪魔をしてしまってごめんなさい。

 大阿原湿原は木道の上を歩いて湿原をぐるっと1周することができ、典型的な湿原の風景が見られます。しかし、ここまで足を延ばす人はほとんどなく、湿原の入り口で一組のハイカーと出会ってからは誰とも会いませんでした。静寂の中を歩いていると、木道の入り口に貼ってあった「熊の目撃情報アリ」の掲示が頭をよぎります。すると木道の脇に鹿のものと思われる白骨が散乱していました。急に怖くなって、そこからは大声で歌を歌いながら歩きました。

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大阿原湿原

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 合計6時間の行程でしたが天気にも恵まれ色々な体験ができた楽しいトレッキングとなりました。雪が積もったらまたワンコと行こうと思います。

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