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ヘルメット内装の洗濯 [ZZ-R1100]

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 今年は新型コロナウイルスの影響で移動自粛もあり、例年に比べてオートバイに乗る機会が圧倒的に減ってしまいました。それでも夏の間に何回か乗ってヘルメットの内装も相応に汚れていますので、内装部品を外して洗濯しておくことにしました。オートバイに乗り始めてうん十年、ヘルメットはアライ一筋なので他社の製品がどのような構造になっているのかはわかりませんが、アライのヘルメットは内装のほとんどの部分を外して洗えるようになっています。とは言え、今まではイヤーパッドカバーとシステム内装(頭全体を包むパッド)を年に1~2回洗っている程度で、他の部分を洗ったことはありませんでした。なので今回はさらに外せそうなシステムネック(首回りを包むパッド)とストラップカバー(あご紐のカバー)も洗ってみることにしました。以下、Astro IQというモデルについて内装の着脱方法を記述しますが、他のモデルでもほぼ同じ構造になっていると思われますので、アライのヘルメットを愛用されている方のご参考になれば幸いです。

 最初にシステム内装を取り外します。前頭部の左右と後頭部の左右に黄色のプラスチック製のホックがありますので、その4か所を外すとラグビーのヘッドギアに似たパッドがごっそりと取れます。次にイヤーパッドを外します。オレンジ色のタグを頼りにシステムネックの前端部とイヤーパッドの連結部を外します。その後、イヤーパッド全体を後方にスライドさせるようにすると「カチッ」とロックが外れる音がしてイヤーパッド全体が外れます。カバーを裏返すようにしてパッドから外します。

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左右のイヤーパッドを外したところ。写真下部のコードは後付けしたスピーカのケーブル。

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イヤーパッドからカバーを取り外す

イヤーパッドを外すと帽体の内側にストラップカバーの黄色いホックが見えますので、それを外してストラップカバーも取り出します。

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ストラップカバーは黄色のホックで固定されている

次は今までに外したことがなかったシステムネックです。3か所にロックがあることが確認できるのですが、それをどうやって解除するのかしばらく悩んでしまいました。押しても引いてもダメなので、パッド全体を掴んでヘルメットの縁に沿って回転させるようにスライドさせてみたらあっさりと外すことができました。なるほどこれは良く出来た構造です。

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首周りのパッドを反時計回りにスライドさせて外した。時計回りでもOK。

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今回洗濯するパーツ。左からイヤーパッドカバー、システム内装、ストラップカバー、システムネック。

取り外した内装はまとめて洗濯ネットに入れ、洗濯機で洗いました。洗い終わったら平置きして2~3日陰干しをしました。取り付けは取り外しと逆の手順で行います。一つだけ違うのはシステムネックの取り付けです。取り付けは回転させずに真っすぐに位置合わせをしてプラスチックシート製の芯を帽体と緩衝材の間に押し込んだら、3か所のロックがある部分を一つずつ更に押し込みます。すると「カチッ」とロックがかかる音がしますので正常に取り付けられたことがわかります。ロックの位置は後頭部の緩衝材に付けられたマークを参考にすると良いでしょう。

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後頭部の緩衝材に黒いマークが3つあり、その下にシステムネックのロックがある。

 アライのヘルメットは安全性に定評があるばかりでなく、内装の着脱方法も良く考えられていて感心します。洗濯した内装は洗剤の香りでリフレッシュされて快適度がアップしました。さて次はどこに行こうかな。


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