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α6500(ILCE-6500) [その他]

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 すでに生産完了となったソニーのミラーレス一眼カメラα6500(ILCE-6500)を入手しました。普段はα99をメインに、α700、NEX-F3、DSC-RX0を目的に合わせて使い分けていますが、愛犬との散歩やオートバイのツーリング時に小型で高画質のカメラがあったらいいなと思っていました。そんな折に魅力的な価格で新品のα6500が出ていたので思わずポチってしまいました。
 α6500は2420万画素のAPS-Cイメージセンサと5軸手振れ補正機構を搭載したEマウントのレンズ交換式ミラーレスカメラです。イメージセンサのほぼ全域をカバーする425点の像面位相差AFセンサと従来のコントラストAFを連携させて0.05秒の高速かつ高精度なAFを実現しています。使ってみて最初に感じたのは「やはり小型軽量なカメラは持ち運びが楽だなあ」ということでした。ボディーは全面にマグネシウム合金を使用していますので、軽量でありながらしっかりとした剛性感があります。心配していた操作性ですが、3つのカスタムボタンを含むほとんどのボタンやダイヤルが好きなようにカスタマイズできるために、Aマウント機のα99やα700と比べてもそれほど遜色なく使えました。因みに私は上面パネルのC1ボタンにフォーカスモード、C2ボタンにフォーカスエリア、前面パネルのC3ボタンとAF/MFボタンにピント拡大、ダイアルリングに露出補正と、良く使う機能をカスタムボタンに割り当てています。レンズはAマウント用しか持っていないため、SSMレンズやSAMレンズ(フォーカス駆動用モータを内蔵したレンズ)はマウントアダプタLA-EA5を介して取り付けます。

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マウントアダプタLA-EA5を介してAマウント用レンズ(Planar T* 50mm F1.4)を装着したところ

するとAマウントレンズでα6500の425点の像面位相差AFセンサを使ったAFが可能になります。α99ではAFセンサが画面の中央付近に集中していましたが、α6500では画面のほぼ全面にAFセンサがありますので、フレキシブルスポットAFを使うことによって構図を決めたまま画面のどこにでも自由にフォーカスを合わせることができます。また、液晶画面がタッチパネルになっていて、ライブビューを見ながらタッチした場所にフォーカスを合わせたり、ファインダから目を離さずに右手の親指で液晶画面をラップトップPCのタッチパッドのように操作してフォーカススポットを移動させることもできます。非SSMレンズや非SAMレンズ(フォーカス駆動用モータを内蔵していないレンズ)はマウントアダプタLA-EA4を使うことでマウントアダプタに内蔵されたAFセンサとモータによりAFを行うことができます。
 数回使ってみてα99などと比べて気になる点が2点あります。1つは画面内に太陽などの明るい光源がある場合にAFが迷いまくって合焦しにくいことがあることです。下の写真を撮る時に山の稜線にAFが合わず、波打ち際の人物で一旦フォーカスを合わせて対処しました。

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2つ目はホワイトバランスがコロコロ変わることがあることです。例えば下の2枚の写真は同じ場所で同じ時刻に連続して撮影していますが、ホワイトバランスが変わって色合いが変化してしまいました。

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いずれの点も使っているうちに癖がわかって気にならなくなるのかも知れません。最近めっきり写欲が落ちていたので、新しい機材がカンフル剤となってくれたら良いなと思います。

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ヘルメット内装の洗濯 [ZZ-R1100]

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 今年は新型コロナウイルスの影響で移動自粛もあり、例年に比べてオートバイに乗る機会が圧倒的に減ってしまいました。それでも夏の間に何回か乗ってヘルメットの内装も相応に汚れていますので、内装部品を外して洗濯しておくことにしました。オートバイに乗り始めてうん十年、ヘルメットはアライ一筋なので他社の製品がどのような構造になっているのかはわかりませんが、アライのヘルメットは内装のほとんどの部分を外して洗えるようになっています。とは言え、今まではイヤーパッドカバーとシステム内装(頭全体を包むパッド)を年に1~2回洗っている程度で、他の部分を洗ったことはありませんでした。なので今回はさらに外せそうなシステムネック(首回りを包むパッド)とストラップカバー(あご紐のカバー)も洗ってみることにしました。以下、Astro IQというモデルについて内装の着脱方法を記述しますが、他のモデルでもほぼ同じ構造になっていると思われますので、アライのヘルメットを愛用されている方のご参考になれば幸いです。

 最初にシステム内装を取り外します。前頭部の左右と後頭部の左右に黄色のプラスチック製のホックがありますので、その4か所を外すとラグビーのヘッドギアに似たパッドがごっそりと取れます。次にイヤーパッドを外します。オレンジ色のタグを頼りにシステムネックの前端部とイヤーパッドの連結部を外します。その後、イヤーパッド全体を後方にスライドさせるようにすると「カチッ」とロックが外れる音がしてイヤーパッド全体が外れます。カバーを裏返すようにしてパッドから外します。

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左右のイヤーパッドを外したところ。写真下部のコードは後付けしたスピーカのケーブル。

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イヤーパッドからカバーを取り外す

イヤーパッドを外すと帽体の内側にストラップカバーの黄色いホックが見えますので、それを外してストラップカバーも取り出します。

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ストラップカバーは黄色のホックで固定されている

次は今までに外したことがなかったシステムネックです。3か所にロックがあることが確認できるのですが、それをどうやって解除するのかしばらく悩んでしまいました。押しても引いてもダメなので、パッド全体を掴んでヘルメットの縁に沿って回転させるようにスライドさせてみたらあっさりと外すことができました。なるほどこれは良く出来た構造です。

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首周りのパッドを反時計回りにスライドさせて外した。時計回りでもOK。

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今回洗濯するパーツ。左からイヤーパッドカバー、システム内装、ストラップカバー、システムネック。

取り外した内装はまとめて洗濯ネットに入れ、洗濯機で洗いました。洗い終わったら平置きして2~3日陰干しをしました。取り付けは取り外しと逆の手順で行います。一つだけ違うのはシステムネックの取り付けです。取り付けは回転させずに真っすぐに位置合わせをしてプラスチックシート製の芯を帽体と緩衝材の間に押し込んだら、3か所のロックがある部分を一つずつ更に押し込みます。すると「カチッ」とロックがかかる音がしますので正常に取り付けられたことがわかります。ロックの位置は後頭部の緩衝材に付けられたマークを参考にすると良いでしょう。

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後頭部の緩衝材に黒いマークが3つあり、その下にシステムネックのロックがある。

 アライのヘルメットは安全性に定評があるばかりでなく、内装の着脱方法も良く考えられていて感心します。洗濯した内装は洗剤の香りでリフレッシュされて快適度がアップしました。さて次はどこに行こうかな。


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POTENZA S001 RFT [BMW 325i Touring]

 タイヤの銘柄をBMW承認タイヤのPOTENZA RE050 RFTからPOTENZA S001 RFTに換えてみました。RFTはランフラットタイヤの略で、完全に空気が抜けてしまっても時速80kmの速度で約80kmの距離を自走でき、タイヤ交換なしに修理できる場所まで走って行けるように設計されているものを指します。空気が抜けてもタイヤの形を維持させるために、タイヤの内部にサイドウォール部を補強する硬くて厚いゴム部材が使われています。しかしこの補強材のおかげでランフラットタイヤは一般的に硬くて重くなり、乗り心地が悪くなっていました。今まで履いていたRE050もご多分に漏れず乗り心地が悪く、小さな段差や道路の継ぎ目で鋭い突き上げが感じられたり、サスペンションの下で重いものがバタバタと動いているのが感じられたりしました。そこで、同じブリヂストンのPOTENZAでも縦ばね指数が小さいS001を選んでみることにしました。非ランフラットタイプのS001の縦ばね指数を100とすると、RE050 RFTは126でしたが、S001 RFTは106と非ランフラットタイヤ並みの柔らかさを実現しているということです。柔らかくなった分、空気が抜けた時のタイヤの変形は大きくなりますが、変形してもサイドウォールが過熱しないようにカーボンの分散を最適化したり、小さなフィンを付けて空冷したりする対策を講じてランフラット特性を維持しているのだそうです。
 タイヤを交換して走り出してみると、最初に気付いたのはロードノイズの低さです。タイヤと路面の間で生じる「ザー」という音が小さくなり、かなり静かになりました。恐る恐る路面が荒れたところを走ってみると、嫌な突き上げがなくなり、角が取れた乗り心地になっているのが感じられました。さらに高速道路で路面の継ぎ目を通過する際も、バタバタする感じがなくなり、「タン」と一瞬で収束してくれるようになりました。あまりの乗り心地の改善に嬉しくなり、わざわざ路面に凹凸があるところを選んで走りたくなるほどでした。静粛性と乗り心地が改善され、満足度の高いタイヤ交換でした。

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内側は溝を3本入れてウエット性能重視、外側は大型ブロックでしっかり感を出したドライ性能重視の非対称パターン

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サイドウォールに放射状に配置したフィンで冷却するらしい

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交換はいつものショップで。丁寧な対応と作業には好感が持てる。

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秋の空 [nature]

2週続けて天気が良い週末になりました。日中の気温は20℃前後で暑くも寒くもなくとても快適です。空の色が濃くなり秋が深まってきたように感じます。

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