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2020年 走り納め [ZZ-R1100]

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 雲一つない晴天に誘われ、オートバイを走らせてきました。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、人と接触しない近距離ツーリングばかりでしたが、年内最後もコンビニにも飲食店にも寄らず、誰とも会話をしない「ぼっちツー」を楽しみました。目的地は「富士山絶景スポット50選」にも選ばれている御殿場市の乙女の鐘展望台にしました。箱根外輪山の北西部に位置する乙女峠にほど近いこの展望台からは、御殿場の市街地越しに何も遮る物なく富士山の裾野から頂上までを一望できます。快晴のこの日は予想通り絶好の富士山日和となりました。乙女の鐘駐車場でトイレと水分補給を済ませて富士山をバックに写真を撮ったら本日の目標達成です。

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 実は本当の目的は別にありました。本格的に雪が降る前にお気に入りのコースを走っておきたかったのです。静岡県道401号から長尾峠を越えて神奈川県道736号を仙石原まで下りる御殿場箱根線は交通量が少なく適度なワインディングで眺望が良いため、好きなルートの1つなのです。日陰の路肩にはいつ降ったかわからない雪が溶けずに残っていたので凍結路面に最大限注意しながらの走行となりましたが、幸い凍っている所はなく無事に走破することができました。1月から3月までは工事のため全面通行止めとなるそうなので、通れるうちに走れて良かったです。

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AF微調整 [その他]

 Aマウント用レンズをコンパクトなEマウント・ミラーレス機で使用するためにはマウントアダプタが必要になります。先日入手したEマウント・ミラーレスカメラα6500(ILCE-6500)では、AF駆動用のモータを内蔵したレンズ(レンズの型名にSSMまたはSAMが付いているモデル)に対してはマウントアダプタLA-EA5が使用でき、その他のレンズを含むすべてのAマウントレンズに対してはLA-EA4が使用できます。

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現行のマウントアダプタにはLA-EA4(右)とLA-EA5(左)がある

LA-EA5を使用した場合にはカメラ本体のAF機能を使うことになり、したがって、像面位相差AFセンサを用いた高速かつ広範囲のAFや、被写体が笑顔になったら自動的に撮影を行うスマイルシャッターなどの最新機能を享受できるメリットがあります。ただし、前述のようにAF駆動用のモータを内蔵したレンズに限られ、その他のレンズではAFが使えず、マニュアルフォーカスになります。一方、LA-EA4を使用した場合には、AF対応のすべてのAマウントレンズでAFが使えますが、マウントアダプタに内蔵の位相差AFセンサを使うことになるので、カメラ本体の最新AF機能を使うことができません。どちらも帯に短し襷に長しで、私は両方のマウントアダプタをレンズによって使い分けて対応しています。これらの情報はソニーのWEBページに文章で記述されているのですが、例外も多く、熟読しないと全体像を理解することができません。せめて次のような表にまとめてくれていたらわかりやすいと思うのですが。

マウントアダプタの比較
  使用するAF機構 メリット デメリット
LA-EA4 マウントダプタ内蔵のもの すべてのAF対応Aマウントレンズに使用可 カメラ内蔵の最新AF機能の恩恵を受けられない
LA-EA5 カメラ本体内蔵のもの カメラ内蔵の最新AF機能(の一部)が使用可 SSM/SAMレンズ以外はMFになる

 上記のような理由で、私の一番のお気に入りレンズ35mmF1.4G(SAL35F14G)をα6500に付けてAFレンズとして使うためにはLA-EA4を介して取り付ける必要があります。しかしここで問題が発生しました。何枚か試写してみると、どうもシャキッとしない画になってしまうのです。それはピントが合っていないことが原因でした。LA-EA5を使用してカメラ本体のAF機構を使えば、カメラ製造時にきちんと調整されたAF性能が発揮されるのですが、LA-EA4内蔵のAF機構を使う場合、出荷時にはLA-EA4単体でしかAFの調整ができていませんので、個々のカメラと組み合わせたときにAFの誤差が出てしまうのです。このような事態に対応するために、カメラ側に「AF微調整」という機能を備えています。今回、この機能を利用して、LA-EA4を介してα6500に35mmF1.4Gレンズを取り付けた場合のフォーカスずれの調整を行いました。
 まず、どちら方向にどのくらいフォーカスがずれているのかを確認します。適当な距離に置いた物差しの目盛りを、三脚に固定したカメラで撮影します。下の写真はAFで10の目盛りにフォーカスを合わせて撮影し、等倍に切り出したものですが、14の目盛り付近にフォーカスが合ってしまっています。つまり、かなりの後ピン状態になっています。
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調整前の状態。AFで10の目盛りにピントを合わせて撮影した。

次に「AF微調整」機能でフォーカスのオフセット値を「+10」に設定して撮影すると、さらに後ピンになって16の目盛りかそれ以上の遠方にフォーカスが合うようになってしまいました。
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AF微調整機能でオフセット値を+10に設定。さらに後ピンになった。

反対にオフセット値を「-10」に設定して撮影すると、今度は8の目盛り付近にフォーカスが合うようになり、前ピン状態になりました。
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AF微調整機能でオフセット値を-10に設定。今度は前ピン状態になった。

そこでオフセット値を「-8」にすると、少し戻し過ぎでジャストフォーカスは11の目盛り付近のやや後ピンとなりました。
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AF微調整機能でオフセット値を-8に設定。惜しくもやや後ピン。

オフセット値を「-9」にしたところ、やっと10の目盛りにフォーカスが合うようになりました。一度設定してしまえば、あとは同じレンズを同じマウントアダプタを介して取り付けた場合には自動的にオフセット値を読み出して設定してくれますので、フォーカスずれのことは気にせずに撮影することができます。これで35Gもα6500で使用できるようになりました。
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AF微調整機能でオフセット値を-9に設定してやっとジャスピンになった

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斜光 [Planar T* 50mm F1.4 SSM]

里山の散策路を歩くと、斜めからの光が美しい陰影を作り出していました。それもそのはず、この時期は一番陽が低い季節で、東京近辺では最大でも30度強しか陽が昇りません。80度近くまで昇る真夏との角度差は約50度もあります(正確には地球の公転軸に対する自転軸の傾き23.4度の2倍で46.8度の差)。冬の斜光は夏とは一味違うドラマチックな風景を演出してくれるから好きな光です。

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秋から冬へ [Planar T* 50mm F1.4 SSM]

今年の秋は比較的暖かかったのですが、師走に入り冬を感じさせる日が多くなってきました。ついこの間までシャキッとしたススキの穂が綺麗だったのに、今は開き切ってくたびれた穂ばかりになってしまいました。そろそろ冬本番です。

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先月は綺麗なススキが見られたのだが

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今はくたびれた穂ばかりに

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