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光る首輪の修理 [その他]

 夜間に犬の散歩をする時には被視認性を良くするためにLEDを内蔵した光る首輪を犬に付けています。今までにいくつかの製品を試しましたが、充電池の劣化が激しくてすぐに暗くなってしまったり、接続部が緩くなってすぐに外れてしまったり、なかなか良いものに出会えませんでした。最近購入した製品(Illumiseen LED Collar)は近所の犬友さんから教えていただいたものですが、充電池が大きく、2本のストライプが明るく光り、接続部のバックルもしっかりしているので、使用開始直後はとても好印象でした。ところが使い始めて1~2週間で突然消えてしまうようになりました。調子の良い時は普通に使えるのですが、散歩の途中で突然消えてしまうことが頻発するのです。この商品を教えてくれた犬友さんにも同じ症状が出ているということでした。おそらく断線か接触不良と目星をつけて、分解しながら原因を探ることにしました。

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 上の写真の白丸で囲った部分にLEDが2個入っています。LEDからの光が2本の白いストライプ状の光ファイバ中に導光され、少しずつ外部に漏れながらぐるっと伝搬して行く仕組みになっています。白丸で囲った部分の縫い目を解くとLEDと配線が見えてきました。

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配線を覆っている黒いチューブをスライドさせて中を見ると完全に断線していました。しかもLEDの電極が2本とも剥き出しで、チューブの中で短絡していました。これでは使っているうちにすぐに点かなくなってしまうのも当然です。

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はんだ付けをし直して、アノードとカソードのリードはそれぞれ熱収縮チューブで絶縁しておきました。糸を解いたところは手縫いで縫い合わせておきました。犬友さんの物も預かって内部を見てみたところ、全く同じ状況でしたので同様に修理しておきました。

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これが正しい姿でしょう

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修理完了

それにしてもひどい製造方法です。小学生でもこれではまずいことはわかるでしょう。この製品を使っている人はもれなく同じ症状に遭遇していることと思います。

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