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錦帯橋 [SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC]

 錦帯橋は山口県岩国市の錦川に架かる歴史ある木造橋です。5連のアーチを持つ美しいこの橋は、「巻き金」と「かすがい」を使った木組み技法によって造られ、釘が1本も使用されていないそうです。以前に写真でその姿を見て優れたデザイン性と機能性に感心し、1度実物を見てみたいと思っていました。
 最初に橋桁が今の形になったのは1673年でした。それまでは岩国城と対岸にある城下町を結ぶ橋は何回も洪水により流されてしまっていました。そこで中国の西湖にかかる6連のアーチ橋を参考に、流されにくい橋桁の形状が採用されました。しかし翌年の大洪水で石積みの橋脚の方が壊れて流失してしまいます。その教訓から敷石と橋脚の石積み法を改良して1674年に橋が再建されました。その橋は昭和25年(1950年)の台風29号による洪水で流失するまで、架け替えを繰り返しながら276年間も流されずに同じ姿を保ってきたそうです。1953年に復旧工事が完了し、平成の架け替えや修復工事を経て今に至ります。錦帯橋は東京都の日本橋、長崎県の眼鏡橋と並んで日本三名橋に数えられています。

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