SSブログ

POTENZA S001 RFT [BMW 325i Touring]

 タイヤの銘柄をBMW承認タイヤのPOTENZA RE050 RFTからPOTENZA S001 RFTに換えてみました。RFTはランフラットタイヤの略で、完全に空気が抜けてしまっても時速80kmの速度で約80kmの距離を自走でき、タイヤ交換なしに修理できる場所まで走って行けるように設計されているものを指します。空気が抜けてもタイヤの形を維持させるために、タイヤの内部にサイドウォール部を補強する硬くて厚いゴム部材が使われています。しかしこの補強材のおかげでランフラットタイヤは一般的に硬くて重くなり、乗り心地が悪くなっていました。今まで履いていたRE050もご多分に漏れず乗り心地が悪く、小さな段差や道路の継ぎ目で鋭い突き上げが感じられたり、サスペンションの下で重いものがバタバタと動いているのが感じられたりしました。そこで、同じブリヂストンのPOTENZAでも縦ばね指数が小さいS001を選んでみることにしました。非ランフラットタイプのS001の縦ばね指数を100とすると、RE050 RFTは126でしたが、S001 RFTは106と非ランフラットタイヤ並みの柔らかさを実現しているということです。柔らかくなった分、空気が抜けた時のタイヤの変形は大きくなりますが、変形してもサイドウォールが過熱しないようにカーボンの分散を最適化したり、小さなフィンを付けて空冷したりする対策を講じてランフラット特性を維持しているのだそうです。
 タイヤを交換して走り出してみると、最初に気付いたのはロードノイズの低さです。タイヤと路面の間で生じる「ザー」という音が小さくなり、かなり静かになりました。恐る恐る路面が荒れたところを走ってみると、嫌な突き上げがなくなり、角が取れた乗り心地になっているのが感じられました。さらに高速道路で路面の継ぎ目を通過する際も、バタバタする感じがなくなり、「タン」と一瞬で収束してくれるようになりました。あまりの乗り心地の改善に嬉しくなり、わざわざ路面に凹凸があるところを選んで走りたくなるほどでした。静粛性と乗り心地が改善され、満足度の高いタイヤ交換でした。

DSC00395 (1).JPG
内側は溝を3本入れてウエット性能重視、外側は大型ブロックでしっかり感を出したドライ性能重視の非対称パターン

DSC00396.JPG
サイドウォールに放射状に配置したフィンで冷却するらしい

DSC00398.JPG

IMG_0995 (1).JPG
交換はいつものショップで。丁寧な対応と作業には好感が持てる。

nice!(24)  コメント(6) 
共通テーマ:アート

nice! 24

コメント 6

たくや

ランフラットはホントしっかりした業者さんの取り付けが安心ですね~
by たくや (2020-11-12 09:21) 

ZZA700

たくやさん
サイドウォールが硬いので、着脱にはRFTに対応したタイヤチェンジャーが必要らしいですね。いつもここにやってもらっているので安心して任せています(^^)b
by ZZA700 (2020-11-12 09:56) 

響

わたしは3シリーズのMスポーツだったのでRFTでしたが
家族からの不評でラジアルに変更しました。
(その変わり電動空気入れなどを積まないといけませんが)
RFTで乗り心地がいいのはありがたいですね。
by (2020-11-14 10:44) 

ZZA700

響さん
違いのわかるご家族ですね^^
ウチは文句は出ませんでしたが自分が気になって、、、。
さすがにノーマルタイヤと同じとまでは行きませんが
許容範囲には入って来ましたよ(^^)b
by ZZA700 (2020-11-14 13:54) 

slowhanded

ランフラットタイヤも乗り心地が良くなってきましたか。
子ども達も成長して自分の車を持つようになってきましたので
この次は家のクルマとしてではなく自分が楽しむためのクルマ
に替えたいなぁと思う今日この頃。。。( ̄-  ̄*) ンー
by slowhanded (2020-11-14 18:47) 

ZZA700

slowさん
ミシュランあたりからも乗り心地が良いRFTが出ているようですが
サイズが合わなくてほぼブリヂストン一択となってしまいました。
自分が楽しむためのクルマ、、、良いですね~♪
何を選ばれるのかなあ。ご報告を楽しみにしています^^
by ZZA700 (2020-11-15 00:16) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。