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春よ来い [nature]

この季節は咲いている花が少なく、植物を撮ると地味な色ばかりになってしまいます。花撮りをあきらめかけた頃、咲き始めた梅をみつけてほっとしました。もうすぐ立春。そろそろ春の足音が聞こえて来ても良い頃ですね。

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Blue Sky [nature]

今日1月16日は11月3日や6月1日と並ぶ晴れの特異日です。毎年の例に漏れず、今年も晴天でした。関東地方は年末から天気の良い日が続いています。最後に雨が降ったのがいつだったか思い出せないほどです。ちなみに東京で最も長く雨が降らなかったのは、昭和32年の同じ時期に記録した40日間だそうです。今年は記録更新となるかどうか。

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小寒 [nature]

寒中お見舞い申し上げます。

今日(1月6日)は寒かったですね。ニュースで小寒(しょうかん)だと言っていました。この小寒というのは、24分の1年ごとに訪れる日に名前を付けた「二十四節気」の一つで、冬至の次に来る節気に当たります。365/24=約15.2ですから、半月(15.2日)ごとに名前が付いた日(節気)が訪れると言う訳です。ちなみに小寒の次は大寒、立春と続きます。小寒から立春の前日(=節分)までの約1ヶ月間を「寒の内」と呼ぶそうで、1年で最も寒い季節になります。従って小寒の今日(1月6日)は寒の入りだったのですね。道理で寒い訳です。ところで、寒中見舞いは寒の内に入る小寒の今日から出せるのだそうです。

関東地方では、年末から天気の良い日が続いています。晴れの日は放射冷却により寒さが一層厳しくなりますが、雲ひとつない青空は見ていて気持ちが良いですね。まだまだ寒さと乾燥が続くと思いますが、風邪などひかないようお気をつけ下さい。

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冬至 [nature]

今日は冬至。つまり北半球で昼の時間が最も短く、夜が最も長くなる日です。南半球では逆に昼の長さが最も長くなります。あるいは、南回帰線上で太陽が真上から差す日とも言えます。

昼と夜の長さが変わるのは地球の自転軸(地軸)が公転軸(公転面の法線)に対して23.4度傾いていることに起因しています。我々が四季を感じられるのもこの地軸の傾きのおかげですね。面白いことに太陽系には自転軸が傾いていない惑星があります。それは水星です。すると水星では、いつでもどこでも昼と夜の長さが半々ということになります。 ただし、自転周期が58.65日と非常に長いので、ほぼ1ヶ月間昼が続き、その後1ヶ月間が夜になります。

ところで、冬至の日にゆず湯に浸かると風邪をひかないと言われています。これには「冬至=湯治」と「柚子=融通」の語呂合わせから、冬至の日にゆず湯に浸かると無病息災に融通が利くという意味になったのではないかという説があります。今も昔も駄洒落好きな人がいるものですね。

今日は気のせいか、一段と影が長く、日が暮れるのが早く感じられました。さて、一年で最も長い夜に何をしましょうか。

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モミジ通り [nature]

近所の住宅街にモミジの木が点々と植えてある路地があり、勝手にモミジ通りと呼んでいます。よく見ると、日当たり加減でアントシアンの生成具合に差が出るため、緑のままの物や、赤くなりかけの物や、落葉寸前の物など、モミジ通りのモミジは実にバラエティーに富んでいました。しかし、総じてもう見頃は通り越したようです。もうすぐ冬本番です。

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黄葉 [nature]

今回はカロチノイドの黄色です。葉が黄色くなるので紅葉ではなく、黄葉と表記しました。

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紅葉のメカニズム [nature]

木々の葉が色付き、秋から冬へと季節が移って行くのを感じます。

この紅葉(コウヨウ)という現象は植物が冬や乾季を乗り越えるために身に付けた巧妙な仕組みと関係しています。植物が厳しい寒さや乾燥から身を守るためには自分自身の代謝量を減少させる必要がありました。そのため、落葉樹は自ら葉を落として一時的に身軽になる道を選びました。一種のアポトーシスですね。落葉樹は気温が低くなると(熱帯の落葉樹は雨量が少なくなると)、枝と葉の間に柔細胞からなる離層という隔壁のような物を作ります。柔細胞はもろいので、そこから葉がポトリと落ちるのです。これが落葉です。果実や花が落ちるのも同じ仕組みによるものです。

では、どうして葉が落ちる前に色が変わるのでしょうか。植物の葉が黄色や赤に変わる現象を一般にコウヨウ(紅葉)と言いますが、実はイチョウなどが黄色くなるのとカエデなどが赤くなるのとでは発色メカニズムに若干の違いがあります。従って、一口にコウヨウと言いますが、正確には「黄葉」と「紅葉」は区別して扱うべきなのです。

葉が黄色くなる「黄葉」の仕組みは次のようになります。元々、植物の葉にはカロチノイドという黄色い色素とクロロフィルという緑の色素があります。葉の中にクロロフィルが多く含まれている時には葉の色は緑や黄緑色に見えます。ところが、気温が低くなり、日照時間が短くなると、落葉樹は落葉の準備を始めます。この時、もう不要になったクロロフィルは分解されてしまいます。従って次第に緑色が失われ、後に残ったカロチノイドの黄色が目立ってくるという訳です。

葉が赤くなる「紅葉」の仕組みはどうでしょうか。冬が近づいてクロロフィルが分解されるところまでは「黄葉」と同じです。一方、落葉に備えて枝と葉の間には離層ができていますので、葉から枝への養分の流れが途絶えてしまいます。つまり、葉の中には光合成によって作られていた糖分がたくさん溜まる結果となります。すると、カエデなどの葉ではこの豊富な糖分と、分解されたクロロフィルが化学反応を起こしてアントシアンと言う赤い色素を生成します。この働きにより、落葉前に葉が赤くなって行くのです。アントシアンを生成する化学反応には特殊な酵素と光が必要であると言われています。従って、この酵素を作る遺伝子を持った植物が「紅葉」するという訳です。天気の良い日が続くと紅葉が鮮やかになるという理由もこのアントシアン生成過程から説明できます。

前置きが長くなりましたが、それでは「紅葉」の写真からご覧下さい。ちなみに、「紅葉」と書いてモミジとも読みますが、モミジはカエデのうち、特に葉の切れ込みが深い物を指すようです。赤い色を揉み出すように変色することから、「揉み出ず(もみいず)」となり、「紅葉づ(もみづ)」を当てたのではないかと言われています。カエデ(楓)はその形から「蛙手(かえるで)」が語源であるようです。

次回は「黄葉」の写真を集めてみる予定です。

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初秋の富士山 [nature]

箱根外輪山の一つ大観山から見た芦ノ湖越しの富士山です。自分が立っている場所から外輪山の峰々が芦ノ湖の向こうまで延々と続き、その内側にある芦ノ湖がカルデラ湖であることを再認識させられます。富士山にはまだ雪がありませんでしたが、先日初雪が降ったそうですので、頂上付近が白くなるのも時間の問題でしょう。日本一の山、富士山のシルエットはいつ見ても美しいですね。

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森林浴 [nature]

森林浴とは良く言ったもので、森に入ると心も身体もリフレッシュしますね。森の中は木々が強い日差しを遮ってくれるだけではなく、酸素濃度が高く、適度な湿度が保たれていて、身体には優しい環境に違いありません。また、樹木から発散されるフィトンチッドが免疫力を高める効果があるとも言われています。良く手入れされた森林は見ているだけでも気持ちが良いものです。木漏れ日が下草を照らし、爽やかな風を感じる。それだけで何だか癒される感じがします。そんな心理的効果も森林浴の重要な要素でしょう。植物の緑、空の青、雲の白。これらの3色の組み合わせは誰にとっても気持ちの良い色彩ではないでしょうか。

1枚目と2枚目は空の青と日陰の緑を両立させたかったので、α700に搭載されているダイナミックレンジ・オプティマイザー(DRO)という機能を使って暗部を持ち上げています。普通に撮ると日陰の部分が真っ黒につぶれてしまいますが、DROによって日陰の葉っぱや幹の色が再現されていることがわかります。3枚目は木漏れ日と幹のコントラストを強調したかったので、DROはOFFにしています。

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虹と内暈 [nature]

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rainbow3.JPG内暈

空に現れる光学現象は、虹を筆頭に、内暈(ないうん/うちかさ)、彩雲、環天頂アーク(逆さ虹)、タンジェントアーク、幻日、光環、ブロッケン現象など実に様々なものがあります。比較的よく目にするのは虹と内暈ではないかと思いますが、なぜあのような現象が起こるのか不思議ですよね。今日はその仕組みについて考えてみましょう。

虹はご存じのとおり、空気中の小さな水滴の中を太陽光が反射、屈折することで起こります。雨上がりや天気雨の時に見られるのはそのためです。水滴の中を光が通るとき、光の色(波長)ごとに屈折率が異なる「波長分散」という効果を受けるため、水滴から出射する光は色ごとに違う角度で出てきます。プリズムが光を7色(実際には無限色)に分けるのと同じ原理ですね。カメラのレンズではこの性質が色ズレの原因になるため、特定の波長域で波長分散が小さくなる特殊な材料(EDガラス、低分散ガラスなどと呼ばれるもの)を使うことがあります。

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我々が普通に見る虹は上の図に示した主虹と呼ばれる虹です。水滴の中を光が1回反射して出てくるときに波長分散によって光が波長ごとに特定の角度を持って出て来ることにより発生します。太陽を背にして立った時、太陽と観察者を結ぶ直線(ここでは主軸と呼ぶことにしましょう)の延長上から約40度だけ視線をずらした所にある水滴からの光がちょうど観察者の目に入射します。40度の位置の光は紫、42度の位置の光は赤の波長を持っています。その間は順に藍・青・緑・黄・橙などで満たされます。40度から42度の範囲外は可視光ではないので観察者には見えません。こうして主軸をぐるっと囲むように40度から42度の限られた幅で円形の輪が見えるという訳です。

ここで色々なことに気づきます。例えば、太陽の高度が高いと主軸の延長(対日点)は地面の中に入ってしまいますから虹は見えません。太陽が低い位置にある朝夕にしか空に虹を見ないのはこのためです。また、紫は40度の位置ですから、必ず主虹のアーチの内側に見えます。42度の赤は外側です。場所や時間によらず、いつも同じ大きさのアーチが見えるのも42度の法則から説明ができます。

ところで、主虹の外側にもう一つ虹が見えることがあります。副虹と言うのがそれで、水滴の中を2回反射した光を見ていることになります。1回反射の主虹に比べると、副虹の場合は水滴内で光量の反射損失を2回受けるので非常に暗く(薄く)見えます。主軸から51度だけ視線を逸らしたところに現れますが、薄いので見逃してしまうことが多いと思います。副虹の場合は入射光と出射光の位置関係が主虹とは対称になりますので、主虹とは反対にアーチの内側が赤、外側が紫になります。

虹の下側は地面に遮られてしまうため、完全な輪になって見えることはありません。しかし、内暈は太陽の周りに小ぶりな輪を描きます。太陽から視線を22度ずらしたところに見えるからです。なぜ42度ではなく22度かと言うと、虹が水滴による反射屈折によって生じるのに対して、内暈は大気中の微小な氷柱の屈折によって起こるからです。22度という角度は、氷柱が六角柱状に凍ることに由来しています。

自然界にはたくさんの不思議な現象がありますが、時にはその原理を考えてみるのも楽しいですね。


タグ: 内暈
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生命力 [nature]

草花の生命力には感心します。一日中排気ガスに曝される幹線道路の路肩や、電車が通るたびに強風に煽られる線路際や、塀と道路の間のわずかな隙間にもしっかり根付いて生きている植物がいます。この逞しさを見習いたいものです。

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タグ:35G 植物
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蓮と睡蓮 [nature]

蓮と睡蓮が違う植物であるとは知っていたのですが、どのように見分けるかは知りませんでした。調べてみると、蓮は水面より高いところまで茎を伸ばして葉を付けるのだそうです。そして、葉の表面は微細構造により撥水性があるのだそうです(Lotus Effect)。コロコロの水玉ができるのは蓮の葉の証なんですね。一方、睡蓮の葉は浮き草のように水面に浮いているのだとか。下の写真の一枚目は蓮、その他は全て睡蓮だと思われます(最後の1枚はもしかしたら蓮かな。自信ありません)。睡蓮には多様な色や形の花がありますね。(注:その後、最後の1枚も蓮であることが判明しました。)

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タグ:植物 睡蓮
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都会の小さな果樹園 [nature]

住宅地の真ん中にある近所の小さな公園では、意外にも色々な果物が見られることに気付きました。一ヶ月前はさくらんぼでしたが、今は葡萄と枇杷が実をつけ始めています。なぜか果物の木が1本ずつ植えてあるのです。公園管理者の粋な計らいに感謝しつつパチリ。もちろん実はそのままにしておきました。数日後に同じ場所に行ったら、枇杷の実はまだそのままでした。今の子供はお行儀が良くなったということでしょうか。私が子供の頃なら、すぐに誰かの餌食になっていたところでしょうけれど。そう言えば最近は木登りしている子供はおろか、外で遊んでいる子供をほとんど見かけなくなりました。

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タグ:35G 植物 果物
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あじさい [nature]

この季節、花と言ったらやはり紫陽花でしょうか。紫陽花という当て字は元々ライラックに付けられたものとか。古くは集真藍(あづさあい)、安治作為などと書いたようです。花言葉は「辛抱強い愛情」「移り気な心」「元気な女性」など。全く逆の意味もあり、色々なイメージを抱かせる花ということがうかがえます。色も種類も豊富ですからね。花のようにみえるところは実は萼(がく)で、花は真ん中の小さな点の部分です。2枚目の写真のような種類は萼紫陽花(がくあじさい)と呼ばれ、一般的な紫陽花の原種なのだそうです。

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葉っぱの続き [nature]

もう少し葉っぱネタにお付き合いください。しかし、そろそろ枯れてきたので、これでおしまいにします。

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葉っぱ [nature]

葉っぱネタが続きます。ありふれた物が特別の物に見える瞬間。そんな一瞬を発見できると楽しくて仕方がありません。「発見したのに撮れない!」なんて後悔しないように、できる限りカメラを持って外に出ます。

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透過光 [nature]

透過光も反射光と同じくらい好きなモチーフです。特に葉っぱを透過してくる光は良いですね。ありふれた物を特別な物に変えてくれる力を持っています。色々なレンズで透過光を撮ってみました。ソニー製αの特徴として、葉っぱの透過光は黄色っぽく写る傾向があります。私はJPEG撮って出し主義なのでその点が気になるのですが、カメラの個性として受け入れることにしています。使用したレンズは50mmF2.8Macro、STF、35G、DT16-105です。STFで撮ったものは細い葉脈の一つ一つまで解像していて生々しさが違います。時々、予期せぬ物がシルエットになって写ったりもします。

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leaf3.JPGSTF

leaf2.JPGSTF

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leaf14.JPGDT16-105

 


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虫たちの目覚め [nature]

暖かくなって虫たちも活動を開始しました。飛び回る虫を撮影するときは置きピンが基本になります。虫が来そうな花にピントを合わせて、ひたすらチャンスを待ちます。

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タグ: 昆虫
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