SSブログ

出雲大社 [その他]

 島根県出雲市にある出雲大社は「古事記」や「日本書記」にも記されている古い神社です。神無月(旧暦の10月)に全国から八百万の神が集まり神議を行うとされており、出雲ではこの時期を神在月と呼んでいます。ご祭神は日本全国で大黒様として親しまれている「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」です。大国主大神は民衆と共に豊かな国家を作った「国づくり」の神様とされていますが、天照大御神(あまてらすおおみかみ:つまり天皇の祖先)に国の統治を譲るように命じられ(国譲り)、その見返りとして立派な社殿に住まわれるようになったということです。その社殿が出雲大社という訳です。政治のドロドロとした部分が見え隠れする成り立ちです。
 2008年から始まった「平成の大遷宮」(社殿の修繕とご神体の一時避難)は2016年に完了し、神様は元の位置に戻っています。前回の遷宮は昭和28年(1953)だそうですから、約60年ぶりということになります。屋根の葺き替えなどが行われたそうです。
DSC03893 (1).JPG

DSC03813.JPG
一般の人は入れない本殿

DSC03806.JPG
大きな注連縄が特徴の拝殿

DSC03830.JPG
建物で囲われた向こう側が本来の境内とされていて一般人は入れない

DSC03902.JPG
拝殿の大注連縄

nice!(33)  コメント(8) 
共通テーマ:アート