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大山(おおやま) [35mmF1.4G]

 大山(おおやま)は丹沢山地の東端に聳える高さ1252メートルの山で、神奈川県内のほとんどの市街地からその姿を見ることができます。この山は古くから信仰の山とされてきました。祭事に使用する縄文土器が多く発掘されていることから、古代から信仰の対象とされてきたのではないかと考えられています。江戸時代には「大山詣り」(おおやままいり)が流行し、江の島への参拝と組み合わせた旅行が庶民に人気の娯楽になっていたそうです。周辺で採れる木材を利用した大山独楽や、丹沢の湧水を使った大山豆腐などが特産品となっています。

 大山に登るにはバスや自動車を利用して大山ケーブル駅まで行き、そこからケーブルカーで中腹の阿夫利神社駅まで登るのが便利でしょう。そこから石段を少し上ると阿夫利神社下社があります。山頂にある阿夫利神社上社に行くには更に登山道を1時間30分ほど登る必要があります。もちろん、中腹の阿夫利神社下社からでも市街地越しに江の島や三浦半島まで見渡せる眺望を楽しむことができます。ちょっとした食堂やおしゃれなカフェもありますので、登山の装備をしなくても気軽な観光気分で訪れることができます。


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バス停や市営駐車場から参道を約15分登ってケーブルカーの駅へ。特産品の大山独楽にちなんで「こま参道」の名が付けられている。


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こま参道の両脇には宿坊やお土産屋さんが建ち並ぶ


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ケーブルカーで中腹の阿夫利神社下社まで登れる


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徒歩で登るには延々と急な坂道を行かなければならない


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ケーブルカーの終点「阿夫利神社駅」より相模湾方面を望む


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丹沢山地には熊、鹿、猿など多くの野生動物が生息している


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中腹にあるお店。誰もが「ルーメソ」って何だ?と目を留める。上手い方法を考えたものだ。


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上のお店の並びにはこんなお洒落なカフェもある


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山ガールに人気のカフェ


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市街地越しに江の島や三浦半島が見える

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フットポンプの修理 [ZZ-R1100]

 タイヤの空気圧は思いのほか変動しますので、オートバイもクルマもこまめに点検、調整するようにしています。走り出す前にちょこっと調整するのに便利なのがこのフットポンプ(大橋産業BALフットポンプ)です。ホームセンターなどで大抵¥1,000以下で手に入ります。この値段ですから、さすがに耐久性はあまり良くなく、先代はピストンを押すロッドの摺動部が割れてしまい、これが2代目になります。

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始業点検時に便利なフットポンプ


ところがこの2代目、先代では金属製だったエアチャック(タイヤのエアバルブと接続する部分)が、コストダウンのためかプラスチック製に変更されていました。案の定、1回使用しただけでエアチャックの内側が削れてスカスカになり、空気漏れがひどくて使い物にならなくなってしまいました。他の製品に買い直そうと探してみましたが、足踏み式で圧力計が付いていて、金属製のエアチャックだと確認できる物がみつかりません。仕方なく壊れたエアチャックを交換することにしました。

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プラスチック製のエアチャックが使い物にならない


 エアチャックには色々なタイプがあります。バルブとの接続方法がねじ式の物とワンタッチ式の物、チャックの内部構造がオープンタイプの物とクローズタイプの物などです。オープンタイプはタイヤからエアチャックを外した状態では外気とオープンになっており、ポンプ側の圧力が逃げる仕組みになっています。圧力計を備えたポンプを使う場合にはこのオープンタイプを使用しないと、タイヤからエアチャックを外してもホースの中に圧力がかかったままになってしまうので、圧力計とポンプの負担になってしまいます。一方、クローズタイプはタイヤに接続していない時にも密閉状態が保たれるので、エアコンプレッサと組み合わせて使用する際に空気が流出し続けるのを防ぐことができます。圧力計を使う時はオープンタイプ、エアコンプレッサを使う時はクローズタイプと覚えておくと良いでしょう。今回はワンタッチで着脱できてオープンタイプのエアチャックを購入しました。ホースの内径が5mmでしたので、1mm大きめを選択し、外径6mmのタケノコプラグを備えた物にしました。更に抜け止めにホースクランプも注文しました。エアチャックは東洋金属製(コンドルブランド)オープンタイプ・クリップオン片口・61-S(¥593)、ホースクランプは米TRIDON製MH-4(¥172)です。いずれもモノタロウで購入しました。

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ワンタッチ式のオープンタイプエアチャック。加工精度も良く、しっかりとした作り。


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タケノコプラグの外径はホース内径よりも1mm大きい物を選ぶと良い


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ステンレス製ホースクランプ。TRIDONはオートバイのホースにも使われている米国のブランド。


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(+)ドライバ、(-)ドライバ、スパナのいずれでも回すことができる仕様になっている


 組み立ては至って簡単です。古いプラスチック製のエアチャックを外し、金属製のエアチャックを差し込み、ホースクランプで締めるだけです。タケノコプラグは1mm大きめでジャストサイズでした。ホースクランプは(+)ドライバでも(-)ドライバでもスパナでも締め付けられるねじが使用されていましたが、案外大きな力をかけて回さなければならないので、スパナを使用した方が良いでしょう。ただし、米国製のためかインチサイズになっていて、手持ちのスパナもボックスレンチも全滅で、モンキーレンチを使用して締めました。早速オートバイの空気圧調整に使ってみると、バルブへの食いつきも良く、ワンタッチで着脱できるので、元々のレバー式よりも使いやすくなりました。ブレーキディスクが邪魔なフロントタイヤにも容易に着脱できて作業がすごく楽です。部品の送料¥500を含めると、フットポンプ本体よりも高価になってしまいましたが、たとえ元々のエアチャックが壊れていなくても交換する価値がありそうです。


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バルブへの
食いつきが良く、ワンタッチ式なので狭い所でも簡単に着脱できる

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撮るものと言えば [35mmF1.4G]

愛犬がいなくなってからは、めっきり写真を撮る機会が減ってしまいました。しかし偶にカメラを持って外に出てみると、写すのはワンコばかり。ワンコが写っている割合は以前よりも高くなっているかも知れません。


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人もワンコも本当に楽しそう


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カフェの看板犬を撮ってみたり・・・


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ご近所のライオン、じゃなくてR君と遊んでもらったり・・・

タグ:動物 35G 70-300G
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バッテリー交換 [BMW 325i Touring]

 BMW 325i Touring (E91)に搭載されているBMW純正バッテリーは今までノートラブルで働いてくれて、もうすぐ10年目に突入します。まだ使えそうではあるのですが、突然死を避けるためにこの辺りで交換しておくことにしました。ディーラーに頼むと5万円コースになってしまいますが、自分で行いましたのでバッテリー代の約1.6万円のみで済みました。

 今までと同じBMW純正バッテリー(容量70Ah:品番9060 0305 139)は定価が¥38,016円もします。安いお店でも¥35,000程度にしか値引きされていません。このバッテリーはどこの製品か調査してみると、ドイツのVARTA(ファルタ)社のOEMらしいことがわかりました。更にVARTAはBOSCHにもOEM供給していることがわかりました。ならばVARTAかBOSCHブランドから互換品を購入しても同等の物が買えるはずです。価格比較サイトで検索すると、BOSCHの互換品SLX-7CがAmazon.comで¥16,647と最安値でした。BOSCHの電装品には今まで何度となく痛い目にあっているので全く信頼していませんが、製造元が9年間ノートラブルのBMW純正品と同じVARTAでしたら安心でしょう。BOSCHのSLX-7CをAmazon.comで注文したところ、次の日には届きました。念のため2~3時間追加充電してから使うことにしました。

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購入したBOSCHのSLX-7C。色は違えどBMW純正品と細部まで同じデザインになっている。


 まずは古いバッテリーを外します。このクルマは右リアのタイヤハウスの後ろにバッテリーを搭載しています。リアゲートを開け、フロアパネルを外すとサイドトリムを固定している2本のファスナー(プラスチックのリベット)が出てきますので、マイナスドライバーで90度だけ回転させます。すると2本とも抜くことができます。

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サイドトリムを留めている2本のファスナーは90度回すと抜ける


サイドトリムを取り外すと更に黒いプラスチックのカバーが出てきます。カバーの上端にプラスチック製の蝶ねじが2本ありますので、それも90度回して抜きます。するとカバーも取り外せます。

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サイドトリムを取り外すと更にプラスチックのカバーがある

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プラスチック製の蝶ねじ状の物を手で90度回すと外せる

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やっとバッテリーが見えてきました。今度はZ字状のバーを10mmのボックスレンチを使って取り外します。バッテリーのリアエンドに見えるポール状のねじを緩めるとバッテリーを固定している留め金も外すことができます。

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バッテリーを固定している留め金を外す


 次にバッテリーを脱着する際にハーネスが自由に動くように、赤いハーネスをクランプしている部分を全部外します。サイドボディー側に3か所あります。一番フロント側のクランプは手で回せば簡単に取れますが、リア側の2つは日本では見たことがない構造の結束バンドになっており、外すのに非常に苦労しました。中腰で身体をひねって作業しなければならないため余計にイライラします。1つは何とか外せたのですが、もう1つが外れず、ニッパで切断しました。どうして3つとも簡単に外せるタイプにしないのかが不思議です。

 次にバッテリーからハーネスを外して行きますが、その前にすべき重要なことがあります。バッテリーを外すとオンボードコンピュータに記憶されている情報がすべて消えてしまいますので、電源が切れないようにバックアップ電源をつないでおく必要があります。今回はオートバイ(ZZ-R1100)のバッテリーからエンジンルームの充電用端子にブースターケーブルをつないでバックアップ電源にしました。オートバイなどのドナーとなる車両がない場合には、乾電池8本用の電池ボックスとワニ口クリップが付いたバックアップ電源キットが売っているので、そんな物を利用すると良いでしょう。

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ウォッシャー液注入口の奥にある赤いキャップを外すとバッテリー充電用端子が出て来る。この端子とドナー車両のバッテリーのプラス極をつなぎ、続いてドナー車両のマイナス極とこのクルマの金属部をつないでバックアップ電源とする。


 バックアップ電源が確保できたら、10mmのレンチで古いバッテリーのマイナス極からハーネスを外します。この時ルームランプが消えなければバックアップ電源が供給されている証拠です。次に赤い端子盤をバッテリーのプラス極から外します。赤い端子盤はプラス極の10mmのナットを緩め、両脇の金属の板ばねをマイナスドライバで押し拡げてツメを外し、真上に引き上げるとすっぽり抜けます。バッテリーのフロントエンド(プラス極側)にベント用のチューブが接続されていますので、それも外します。これでバッテリーには何も接続されていない状態になりましたので、赤い端子盤とハーネスを邪魔にならない場所に退避させてバッテリーの取っ手を持って引き上げます。重さが20kgある上に、無理な姿勢を強いられるので、腰を痛めないように注意する必要があります。古いバッテリーの検査窓は緑色でした。これが黄色になるとバッテリーの寿命が尽きたサインですが、まだ緑色だったので電解液の比重は正常範囲内だったということになります。

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9年使った古いバッテリーの検査窓はまだ緑色(正常)を示していた


新しいバッテリーを取り付ける前に、2つあるベント穴のうち、マイナス極側のベント穴を付属のベントプラグでふさぎます。新品バッテリーの赤いプラス極カバーの一端がベントプラグになっています。

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新品バッテリーのプラス極カバーの角を千切ってベントプラグとして使う


あとは先ほどの逆順で組み上げて行きます。新しいバッテリーを所定の場所に収めて、ベント用チューブを接続し、プラス極、マイナス極の順にハーネスをつないで行きます。新しいバッテリーで電源供給できるようになったら、ドナー車両からのバックアップ電源を切断します。外したものを全部取り付けたら作業終了です。記憶されたデータが消えていないことをチェックしましょう。時計が正常な時刻を示していればOKです。バッテリーの容量やタイプが異なるもの(AGMバッテリー:Absorbent Glass Mat Batteryなど)を取り付けた場合にはOBD2コネクタからその情報を設定する必要がありますが、今回は同じ仕様なので設定は行いませんでした。しかし、このクルマは使い込んだバッテリーと新品のバッテリーで充電条件を変えている可能性があるので、コーディングを行う必要があるかどうかは確認が必要です。

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