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いざ鎌倉へ [35mmF1.4G]

タイトルの本来の意味のように一大事という訳ではないのですが、先日所用があり鎌倉へ行って来ました。少し時間に余裕があったので、一つ手前の北鎌倉駅から歩いて行くことにしました。途中、どこかで写真を撮りたいと思いながら歩きますが、その日の気分は円覚寺でも建長寺でも鶴岡八幡宮でもありません。静かな、雰囲気の良い場所でゆっくりと撮りたい気分なのです。そうだ、明月院にしよう!そうと決まれば横須賀線の線路から左手に折れて、小川沿いに明月院に続く小道に進みます。丸窓で有名な明月院はさる1号さんのブログでもお馴染みですが、実は今まで行ったことがありませんでした。どんな所か期待が膨らみます。

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小川沿いに明月院へ向かう。小川にかかるプライベートブリッジを持つ民家が多い。


間もなく明月院の入り口に到着しました。門構えはとても質素で、この日の気分にピッタリです。

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拝観料を払って総門をくぐると手入れの行き届いた境内が目に入って来ます。凛とした空気を感じます。苔の上に落ちたモミジが朝の光に照らされて夜空の星のようにも見えます。

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境内を流れる小川には木製の橋(桂橋)が架かっており、それを渡ると山門に続く石段に出ます。

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桂橋の上に散ったモミジ


山門には切り花が生けてありました。このような気配りが境内の随所に見られます。そんなところも訪れる者の心を掴む要因なのでしょう。山門をくぐると本堂と枯山水の庭があります。本堂にはあの丸窓が。丸窓を通して見える庭園の風景が一枚の絵のようでもあり、満月のようでもあります。

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残念ながら丸窓の向こうに広がる本堂後庭園には入れませんでしたが、暫し丸窓の風景を楽しみ、本堂でお参りをして、もう一つのお堂(開山堂)に向かいました。開山堂に続く階段を上ると左右にお地蔵さんがお出迎え。

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手編みの服を着たお地蔵さんと栗の実のお供え

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こちらのお地蔵さんには耳当てが


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水盤の薔薇が綺麗


この後、桂橋に戻る途中で前記事に書いた蝋梅を見つけました。とても良い香りがして目と鼻から癒されました。

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今回初めて訪れた明月院は手入れと気配りが行き届いたとても素敵な空間でした。人々の心を虜にする理由が少しわかったような気がします。6月上旬の花菖蒲の時期と12月上旬の紅葉の時期は境内の半分を占める本堂後庭園が公開されるそうなので、またその時期に訪れたいと思いました。

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蝋梅が咲く [70-300mm F4.5-5.6 G SSM]

年明け前というのに早くも蝋梅が咲いているのを見つけました。近づくとほのかに香る花の匂い。虫たちも香りに誘われ、たくさん集まっていました。まるでロウ細工のような半透明の花を咲かせる蝋梅。名前に梅の字が付いていますが実はバラ科サクラ属の梅ではなく、クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属の全く別の植物なのだそうです。

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柔らかな陽射し [70-300mm F4.5-5.6 G SSM]

ほのかな温もりを与えてくれる冬の陽射しがありがたく感じる今日この頃。

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ユリカモメ1-2-5 [70-300mm F4.5-5.6 G SSM]

北の国からユリカモメが渡って来ると冬が来たことを感じます。ユリカモメは古くから日本人に親しまれてきた鳥で、平安時代から和歌などに「都鳥(みやこどり)」としてたびたび登場します。都の鳥と言うことで1965年に東京都が「都民の鳥」に指定しています。さらに1995年に開通した新橋と豊洲を結ぶ新交通システム「ゆりかもめ」の名前にもなりました。東京とは縁の深い鳥のようです。

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江の島散策 [DT 16-105mm F3.5-5.6]

 11月のある週末に江の島を散策しました。江島神社の宮々をお参りしながら頂上の奥津宮まで登って行きます。途中、東京オリンピックでセイリングの競技会場となる江の島ヨットハーバーが眼下に見えます。奥津宮の拝殿で天井を見上げると亀の絵とご対面です。この絵は、どの角度から見ても亀ににらまれているように見えることから、「八方睨みの亀」と呼ばれています。ただし大きな声では言えませんがこれはレプリカです。江戸時代に書かれたオリジナルは藤沢市有形文化財に指定され社務所に保管されているそうです。奥津宮の先の断崖絶壁を下ると多くの高僧や武将が祈願のため籠ったと言われる岩屋がありますが、10月の台風で遊歩道の手すりが波に壊されてしまったため、この日は通行止めになっていました。ちょうどお昼時になりましたので、断崖のてっぺんに建つ食堂「魚見亭」で江の島丼を食べて帰ることにしました。江の島丼とは親子丼の鶏肉をサザエに替えたもので、トロふわの玉子とコリコリのサザエが美味です。個人的には江の島名物のしらす丼よりもお薦めです。

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再び東京オリンピックでセイリングの会場となる江の島ヨットハーバー


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写真左下に見える遊歩道の一部が10月の台風で破壊されたため通行止めになっていた


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魚見亭からの眺め

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山茶花ひらり [70-300mm F4.5-5.6 G SSM]

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山茶花の花びらが池の水面にひらりと落ちました。いよいよ冬本番ですね。

ところで山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)は良く似た花ですが、見分け方があります。
・山茶花の花びらは1枚ずつ散る。椿の花は全体がポトリと落ちる。
・山茶花の葉はギザギザが目立つ。椿の葉はやや大振りでギザギザは小さめ。
・山茶花の雄しべはそれぞれが独立していて放射状に。椿は根元がつながって円筒状に。
・山茶花の花期は11月から2月。椿の花期は1月から5月。
これらに当てはめれば確実に判断できるそうです。

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