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ヒンドゥー教寺院 [Singapore]

 シンガポールは人種や宗教のるつぼであると言っても過言ではありませんが、狭い国土の中で様々なルーツを持つ人々が共存共栄している点が素晴らしいと感じます。キリスト教会、仏教寺院、イスラム教モスクと並んでヒンドゥー教寺院も数多く見られます。ヒンドゥー教寺院の特徴は細かい彫刻を施した塔門(ゴープラム)を備えていることでしょう。ヒンドゥー教は一般に多神教であるため、塔門には様々な神様やそれらにまつわる宗教的物語が彫られています。チャイナタウンにあるシンガポールで一番古いヒンドゥー教寺院スリ・マリアマン寺院の横の通りはパゴダ・ストリートと言いますが、この名前は寺院の塔門に由来していると思われます。(パゴダは仏塔を指すので厳密には違いますが。)無数の彫刻を見ていると飽きることがありません。怖そうな物あり、優しそうな物あり、人物あり、動物あり。ヒンドゥー教の神様や神話について予備知識があればもっと楽しめるのになあと思います。

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 ヒンドゥー教では牛は神聖な動物とされています。神様の乗り物であり、輪廻転生の階級において人間の一つ手前の姿であるからと言われています。寺院の彫刻にも可愛い牛の姿をたくさん見ることができます。


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