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Marina Bay Sands [Singapore]

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 シンガポールのベイエリアの景観を一変させたのは、今やシンガポールのランドマークとなったMarina Bay Sandsと言っても過言ではないでしょう。Marina Bay Sandsは会議・展示場施設、ホテル、アートサイエンス・ミュージアム、カジノ、劇場、エンターテイメント施設、ショッピング・モールなどからなる複合リゾート施設です。ラスベガスのカジノ・リゾート運営会社であるLas Vegas Sandsによって開発されました。地上200メートル、55階建ての3つのホテル棟の屋上部分を、幅38メートル、長さ340メートルの空中庭園(スカイパーク)で連結した特徴的な建物が目を引きます。スカイパークには長さ150メートルのスイミング・プールがあり、世界一高い所にあるプールとして有名です。ホテル棟は横から見ると「人」の字のように湾曲しており、それもまた印象的な外観を与えています。設計したのはイスラエル出身でカナダで活躍する建築家モシェ・サフディ氏(Moshe Safdie)です。モシェ・サフディ氏は1967年にモントリオール万国博覧会の一環として建てられた集合住宅「Habitat 67」という作品で自身のキャリアをスタートさせました。Habitat 67は非常に独創的なアパートで、各ユニットが一見無秩序に集まり、それが巨大な人間の巣を形成したように見えます。一度見たら忘れることがない程にオリジナリティに富んだ建物です。好きか嫌いかは別としても、Marina Bay Sandsの独特なデザインはHabitat 67を生み出したモシェ・サフディ氏の独創性から来ているのは間違いないようです。


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