束の間の晴れ間 [35mmF1.4G]
毎日雨が降ってジメジメした日が続きます。8月の連続降雨日数を更新している地域も多いようですね。この先もスカッとした天気は期待できないようで、日照不足に比例するように写真不足が深刻です。
雨の合間に外に出てみる
束の間の晴れ間に青空を切り取る
瑞々しい葉っぱ
方向指示器のカバー磨き [BMW 325i Touring]
梅雨明けしてからお天気が良くない日が続いています。そんな時はガレージで遊ぶことにしましょう。前記事のヘッドライトに引き続き、フロントフェンダーに付いているウインカー(サイドマーカー)のカバーを磨くことにしました。実は、ヘッドライトよりもこちらの方が経年変化による黄ばみが激しかったので、本当はこれがメインイベントなのです。
BMW325i Touring(E91)のサイドマーカーは車体後方にスライドさせると簡単に外すことができます。外してから磨けばボディーにマスキングする必要がなく、気楽に作業ができます。早速サイドマーカーを外しにかかりました。ところが、防水用のガスケットがボディーに固着していて、いくら押してもスライドしません。そこで、ガスケットとボディーの間にシリコーンオイルをスプレーしました。隙間に浸透した頃を見計らってスライドさせるとスルリと動きました。
固着している場合はシリコーンオイルをスプレーすると外すのが容易になる
シリコーンオイルならばガスケットを傷める心配がない
ボディー後方へ(サイドマーカーの太い方から細い方に向けて)スライドさせながらサイドマーカーの前方(太い方)をボディーから浮かせるように手前に引くと、引っかかっていた爪がボディーの鋼板から外れてサイドマーカー全体を引き出すことができます。次にコネクタのレバーを指先で押してラッチを解除しながらサイドマーカーを引っ張ると、配線から完全に切り離すことができます。
ボディー後方にスライドさせながら前方を手前に浮かせるとサイドマーカーが外れる
ボディー後方側(写真右側)に板バネ、前方側(写真左側)にプラスチックの引っ掛かり(爪)がある
爪をボディー鋼板の裏側に引っ掛けて板バネで前方に押し付けて固定する仕組み
親指の所を押しながらコネクタのラッチを解除して配線から切り離す
外したコネクタをボディーの内側に落とさないように注意
配線から完全に切り離したサイドマーカー。紫外線によりカバーの黄ばみが進んでいる。
サイドマーカーの周囲にぐるりと巡らされたシリコーンゴムのガスケットは汚れが付着して黒くなっていましたので、シリコーンオイルをスプレーしながら掃除しました。また、経年劣化でひび割れも見られましたので、保護艶出し剤のKUREポリメイトを使って優しく拭き上げました。しかし、固着していた所をスライドさせたためか、あるいは拭き上げる際に引っ掛けてしまったのか、ガスケットが一部切れてしまいました。水が浸入してトラブルを起こすと厄介なので、グルーガンで補修をしておきました。ちなみにダイソーのグルーガンのグルーは固まっても弾力性があり、ガスケットの補修には最適でした。
周囲のガスケットの一部が切れてしまった
ガスケットの補修開始。外側に粘着テープの壁を作り、切れた所の形を整える。
ダイソーのグルーガンで補修する
このグルーは冷えても弾力性があるのでガスケットの補修に最適
熱いうちにテープの上から押さえて形を整える
グルーの土手が完成
さて、次はプラスチック表面の黄ばみを研磨して落として行きます。今回は前回のヘッドライトの教訓を生かして電動工具を使ってバフ研磨することにしました。また、ふんだんに研磨剤を使用できるよう、メインの研磨は金属磨きのピカールを使用して行うことにしました。その結果、短時間に充分な研磨をすることができ、だいぶ透明感を取り戻すことができました。研磨の仕上げにはウィルソンの「ヘッドライトクリアDXコーティング」に付属の研磨剤を使って下地を整えました。
電動工具でバフ研磨を行う。あっという間にきれいになる。
研磨剤には金属磨きのピカールをふんだんに使用
上が研磨前。下が研磨後。透明感が戻って来た。
最後は付属のコーティング剤を塗って終了です。ここでも前回の教訓を生かし、一気にコーティング剤を塗ってムラなく仕上げました。気になっていた黄ばみが随分取れてスッキリしました。誰も違いに気付かないような自己満足メンテですが、手軽にできる割には達成感は大きかったです。
透明になって気持ち良い♫
ヘッドライトのレンズ磨き [BMW 325i Touring]
近頃のクルマのヘッドライトにはプラスチック製のレンズ(と言うかカバー)が使用されています。ひと昔前のクルマはガラスのレンズというのがお決まりだったのですが、コスト削減のためか、デザイン性向上のためか、はたまた軽量化のためなのか、いつの頃からかほぼ100%がプラスチックのレンズになってしまいました。そもそもプラスチックは耐候性に劣る材料であり、透明な物は紫外線によって少しずつ黄変してしまいます。また、柔らかいため表面に細かい傷が入ってしまいます。明らかにヘッドライトには適していない材料なのです。個人的には再びガラスに戻して欲しいと思っています。
ヘッドライトの傷と黄ばみ(右側のライトを上から見たところ)
ヘッドライトの傷と黄ばみ(左側のライトを上から見たところ)
ウチのクルマは2006年製のE91というモデルで、ご多分に漏れずヘッドライトにプラスチックが使われています。そして経年変化により、すでに少し黄ばんで来ています。以前から黄ばみは気になっていて、1年前に研磨剤&コーティング剤を買ったのは良いのですが、作業をついつい後回しにしていました。そこで一念発起してレンズ磨きをしてみることにしました。使用したのはウィルソンの「ヘッドライトクリアDXコーティング」という商品です。研磨剤とコーティング剤にスポンジとクロスがセットになった物です。
何はともあれボディーに傷を付けないようにヘッドライト周りをマスキングします。次に濡れ雑巾で表面のホコリや汚れを取り除き、青いスポンジブロックにクロスを巻いて研磨剤で研磨します。研磨剤は溶剤に砥粒を分散させた物のようで、ほのかに酢酸エチルのような匂いがしました。プラスチック表面のコーティング被膜を溶かしながら削るように出来ているのかも知れません。研磨剤で擦っていると、クロスが黄色く汚れてきました。黄変部が削り落とされたのでしょう。満遍なく擦ったら研磨剤を拭き取り研磨終了です。
ライト周りをマスキングする
左ヘッドライト(写真では向かって右)のみ研磨が終わったところ。いくらか黄ばみは弱まった。
下地が整ったら次にコーティング剤を塗ります。赤いスポンジブロックにクロスを巻いて、コーティング剤を染み込ませてヘッドライトの表面に塗ります。この時、コーティング剤が乾く前に手際よく1回でムラなく塗るのが綺麗に仕上げるコツです。塗った途端に乾いて来てしまうので、1度塗ったところに重ね塗りすると、筋状のムラが出来てしまいます。最初はこのコツがわからなかったのでムラを作ってしまい、もう一度研磨からやり直す羽目になりました。
コーティングが終わったところ。表面の傷が見えなくなり、黄ばみも幾分弱まっている。
コーティング剤はすぐに硬化するので20~30分も待てば完成です。表面の傷が見えなくなり、黄ばみも目立たなくなりました。ただ、パッケージに書いてあるように「新車のように甦る」には、ポリッシャーなどを用いてもっと念入りに研磨を行う必要がありそうです。
(関連記事:方向指示器のカバー磨き)