三分一湧水 [35mmF1.4G]
山梨県北杜市に三分一湧水(さんぶいちゆうすい・さぶいちゆうすい)と呼ばれる水源があります。昭和60年に「日本の名水百選」に選ばれた八ヶ岳南麓高原湧水群の一つで、1日に8500トンの水が湧き出る豊かな泉です。八ヶ岳の山々からの雪解け水が伏流水となって湧き出たもので、水温は年間を通して約10℃なのだそうです。ペットボトルを手に持って汲んでみましたが、ボトルが一杯になる前に水に浸けた手が冷たくて我慢ができなくなるほどでした。三分一湧水という名前の由来は、戦国時代に水争いをしていた3つの村に均等に配水するために、武田信玄が湧水を3方向に分ける堰を作らせたこととされています。今も石造りの四角い枡の1辺から湧水を取り込み、残りの3辺から均等に水を取り出す仕組みは昔のままで、それを農業用水に利用しています(ただし、この枡は大正11年に作られたものだそうです)。飲んでみると、冷たくてまろやかな美味しい水でした。湧水を取り巻く林にはひんやりと清清しい空気が漂っていました。
水を均等に分けるための枡。左側から入った水が3方向に流れ出して行く。
辺りは明るい林
水の流れる音が心地良い
この水で珈琲を煎れてみたいな^^
珈琲セットを木桶の中に入れてひとっ走りもいいかな
by さる1号 (2015-08-30 12:22)
年間とおして変わらない水温 夏はひやっとして気持ち良いでしょうね。ミネラルも豊富なようで美味しいのでしょう。
農作物にも良い恩恵がありそうです。
by ナビパ (2015-08-30 12:57)
さる1号さん
なるほど、それは良いアイディアですね。
その1杯のためにバイクを走らせるなんて、ちょっと格好良いかも^^
by ZZA700 (2015-08-30 16:26)
ナビパさん
地中で長い時間をかけて濾過された水ですから、ミネラルもたっぷりで美味しい農作物ができそうですね^^
by ZZA700 (2015-08-30 16:30)