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Bokeh [35mmF1.4G]

 重要な写真表現の手段に「ボケ」があります。主題をハッキリと写す一方で、その他の部分はぼやけて見えないようにすると、画面の中の主題を浮かび上がらせる効果が期待できます。私がαシステムを使い続けている一番の理由に、αのレンズには私の好きなタイプのボケを呈するものが多いことが挙げられます。その中でも最も好きなレンズが35mmF1.4Gと135mmF2.8STFです。両者は異なる味を持っていますが、どちらも合焦部のシャープさと二線ボケになりにくい柔らかなボケ味という点で共通しています。これらのレンズがある限り、私はαシステムを使い続けることでしょう。
 ところで、日本語の「ボケ」は今や万国共通語となっています。海外のレンズ評価でも「bokeh」という単語が普通に使われるようになりました。日本人はボケの質にこだわり、欧米人は解像度の高さにこだわる人が多いそうですが、bokehという単語の広がりは、そんな日本人の国民性を裏付けるものなのかも知れません。

DSC00642.JPG

35mmF1.4G   F1.4   1/2000

DSC00648.JPG

35mmF1.4G   F2.0   1/2000

DSC00058.JPG

135mmF2.8STF   F4.5   1/160


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slowhanded

お、折しも似たようなボケの話題になりましたね。^^

>>これらのレンズがある限り、私はαシステムを使い続けることでしょう。
★ まったくもって同感です。他社システムの方がAFやAEなど優れた性能
を誇っていることは重々承知ですが、なんといってもαの最大の魅力は
ボケを含めた描写の味だと思っておりまする。

ミノルタ伝統の優れた光学式ファインダーを切り捨ててまで大々的に
採用したTLMをこれまたあっさり見限りそうですし、いささか将来に
不安を感じる昨今のSonyのシステム戦略ですが、今あるボディが稼働
する限りは写真が撮れますので何とかなるでしょう。(;・∀・)
by slowhanded (2013-07-21 08:52) 

ZZA700

slowさん
奇遇でしたね^^
αマウントを使っている人の多くは我々と同じ意見なのではないでしょうか。TLMとEVFの組み合わせは、これからのカメラの方向性の一つを示したと肯定的にとらえていましたので、なくならないで欲しいですね。バリエーションを広げるという意味ではOVF機もあって良いと思いますね。
by ZZA700 (2013-07-21 10:44) 

さる1号

”ぼけ”が共通語になっているなんて・・・ぼけ、凄いなぁ
日本人以外は解像度を重視するとは知りませんでした
ボケっていい味なんですけどねぇ・・・・^^
by さる1号 (2013-07-21 17:02) 

ZZA700

さる1号さん
本来ボケという単語は良い意味では使われないのですが、写真の世界では歓迎されるものとして扱われていますね^^
by ZZA700 (2013-07-21 21:41) 

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